【5253】カバーとは?Vtuberで未来のエンターテインメントを創る会社!

2016年6月、カバー株式会社は設立されました。

この会社の名前は、「コミュニケーション」と「バーチャル」を組み合わせた言葉から来ています。目標は、オンラインの仮想空間で、ゲームやライブなどを通じて人々が楽しくコミュニケーションできる未来を作ることです。

2017年9月には、カバー株式会社が初めてのVTuberをデビューさせました。それから時が流れ、今ではVTuberは世界中で知られるようになりました。特に、当社が運営する「ホロライブプロダクション」は、世界中にファンを持つほどに成長しています。

私たちカバー株式会社は、これからもVTuberをはじめとした日本の二次元エンターテインメントの文化を、世界中に広めていきます。VTuberプロダクションだけでなく、メディアミックスでの活動や、メタバースという新しい世界への展開も進めていく計画です。

今回は、そんなカバー株式会社について紹介します。

目次

カバー株式会社とは

カバー株式会社は、2016年6月に立ち上げられた情報通信業界の会社です。

この会社の主な仕事は、VTuberというバーチャルキャラクターの作成や運営です。特に「ホロライブプロダクション」というグループが有名で、このグループには、日本語を話すVTuber、中国語を話すVTuber、英語を話すVTuberなど、いろいろな言語を話すVTuberが所属しています。このように、カバー株式会社は世界中で活動を展開しています。

ホロライブプロダクションのVTuberが使っているキャラクターの権利(IP権利)はカバー株式会社が持っています。これにより、VTuberのグッズ販売やライセンスビジネスなど、さまざまな商売を広げることができます。VTuberの人気を活用して、多くの商売を展開しているのがカバー株式会社の特徴です。

https://cover-corp.com/business/vtuber

【5253】カバー株式会社の業績(2024年3月期) 第3四半期決算

ここから決算情報を通して、カバー株式会社の業績を見ていきましょう。

この期間中、カバー株式会社所属のVTuberたちの音楽活動が大きく成功しました。

テレビ番組やカラオケ、様々な配信サイトでの露出が増え、新しいファンも増えました。特に、英語を話すVTuberグループがデビューしてから、特に北米地域でのカバー株式会社のコンテンツの人気が高まっています。2023年12月の時点で、所属VTuberのYouTubeチャンネル登録者数は合計で約8625万人に達しました。

マーチャンダイジング(商品販売)では、一時的に発送の遅れがありましたが、商品の前受金は約5億7千万円に達し、前年比で25.0%増加しました。これは商品の受注が順調であることを示しています。さらに、ライセンスやタイアップ分野でも、IPの影響力の拡大に伴い、取引が進んでいます。

以上の結果、2023年の第3四半期の業績は、売上が約192億円で前年比50.2%増、営業利益が約35億円で前年比101.3%増、経常利益が約35億円で前年比101.3%増、四半期純利益が約26億円で前年比104.9%増となりました。

第3四半期は、新たにデビューした女性VTuberユニットの順調な立ち上がり等により、「YouTube」の総チャンネル登録数も堅調に推移ているようです。

VTuber事業の盛況

カバー株式会社の第3四半期期間の成績は非常に良好でした。この期間中、いくつかの要因が大きく貢献しました。

まず、新しくデビューしたVTuberユニットがとても人気を集めました。VTuberとは、バーチャル世界で活動するキャラクターのことです。新しいユニットがデビューすると、たくさんのファンが注目します。

さらに、音楽活動も大きな成功を収めました。カバー株式会社のVTuberたちは、テレビ番組や配信サイトなど様々なメディアで活躍しており、その露出は企業の知名度向上に大きく寄与しました。

そして、国内外のイベントへの出展も重要な役割を果たしました。これらのイベントに参加することで、さらに多くの人にカバー株式会社のVTuberたちを知ってもらうことができます。

これらの取り組みの結果、YouTubeのチャンネル登録数は増加し続けています。YouTubeのチャンネル登録数が増えるということは、より多くの人がVTuberの動画を見ているということです。これは、カバー株式会社のVTuber事業が順調に成長している証拠です。

海外で活躍するVTuberたち

カバー株式会社は、国内だけでなく海外でもVTuberタレントの活躍に力を入れています。特に注目されているのが、英語圏で活動する新ユニットです。

最初にデビューしたのは、女性VTuberユニット「Advent」です。第2四半期期間にデビューし、たくさんの海外ファンを獲得しています。そして第3四半期期間には、新しい男性VTuberユニット「ARMIS」もデビューしました。これにより、海外でのファン層がさらに広がっています。

また、既に人気のあるVTuberたちも活動を続けており、注目されています。例えば、「兎田ぺこら」は、2023年に女性ストリーマー総視聴時間ランキングで世界1位になるなど大きな成功を収めました。彼女の活動は、兎年にちなんだプロモーション施策と合わせて行われています。

さらに、「宝鐘マリン」も楽曲を通じて多くの新規ファンを獲得し、2024年1月時点で「YouTube」チャンネル登録数が303万人を超え、日本国内のVTuberの中で歴代1位になりました。

VTuberあたりの収益について

VTuberを運営する際の収益状況を知るためには、「VTuberあたりの収益」が重要な指標です。これは、一人のVTuberがどれだけの収益を生み出しているかを示しています。

第3四半期の状況を見ると、新しくVTuberが増えたことで、一人あたりの収益は少し低くなりました。でも、それでも前年同期と比べて15パーセントの成長を達成しています。これは、日本国内だけでなく海外の企業ともコラボレーションを行い、ライセンスやタイアップ分野で収益を伸ばしているからです。

つまり、VTuberが増えても、カバー株式会社はさまざまな分野で収益を上げる方法を見つけ出し、成功しているということです。

売上高の成長

第3四半期の売上高は、ライセンスやタイアップ分野での案件が増えたり、単価が上がったりしたこと、またライブやイベント分野が好調だったことが大きく影響し、前年同期比38.7パーセントという強い成長を達成しました。

マーチャンダイジング分野では、年末に商品の出荷が遅れたことが影響して、第3四半期の売上予想にズレが生じました。しかし、将来の売上になる商品の受注残が順調に積み上がっていることが、財務状況(B/S)の「前受金」の項目からわかります。

この業界では、年末年始や年度末に向けてマーチャンダイジング分野の売上が増える傾向があります。特に、第3四半期と第4四半期は売上が高くなることが多いです。

今年度の3月に予定されている大型イベントについては、チケットの前売りがすでに始まっており、例年以上の需要が確認されています。

2024年3月期の業績予想の修正

カバー株式会社の2024年3月期の業績予想の上方修正は、事業の発展と業績の好調さを反映しています。

会社は、期初の計画と比較して、売上高が7.2%、営業利益が12.5%、経常利益が12.9%、そして純利益が20.0%増加すると予想しています。これは、当社の商品やサービスに対する需要が予想を超えて伸びていること、そして効率的な運営によって利益率が向上していることが主な理由です。特に純利益の大幅な増加は、会社全体の健全な成長と安定を示しており、今後の展開に期待が高まっています。

カバー株式会社のリスクとは?

カバー株式会社が直面する可能性のある主なリスクは以下の通りです。

1. VTuber市場の変化とシェアの減少

VTuber市場が成熟し飽和状態になると、他の会社との競争が激しくなる可能性があります。このことはカバー株式会社のシェアや収益の減少につながるかもしれません。つまり、市場での立ち位置や収入が下がるかもしれないということです。

2. 人気や評判の変動

カバー株式会社に所属するVTuberの人気や評判が下がると、ファンや視聴者が離れてしまう可能性があります。これは、VTuberというエンターテイメントの性質上、重要なリスクです。

3. 技術やコンテンツの信頼性

カバー株式会社が開発する技術やコンテンツに問題が生じると、信頼性や品質が損なわれ、結果的にビジネスに悪影響を及ぼす可能性があります。つまり、品質の低下は会社の信頼に直接影響します。

4. 海外市場でのチャレンジ

海外市場においては、法律や文化の違いによるトラブルやリスクに直面することがあります。カバー株式会社が世界各国の法律や文化の違いに対応できなければ、問題が起きるかもしれません。

まとめ カバー株式会社

カバー株式会社は、順調に成長している企業です。彼らは、VTuberというエンターテインメントの新しい形を作り上げており、その影響力は着実に拡大しています。

今後の動きを見逃さないように、定期的にカバー株式会社の最新の決算情報に注目しましょう。また、VTuberの世界をもっと深く理解したい方は、カバー株式会社が運営する「ホロライブ」や「ホロスターズ」のYouTubeチャンネルを視聴することをおすすめします。これらのチャンネルでは、彼らのパフォーマンスや多様なコンテンツを楽しむことができます。

私自身もYouTubeで「歌ってみた」の動画をよく観るんですよ。音楽やエンターテインメントが好きな方には、VTuberの世界もきっと楽しめるはずです。

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ
「テクノロジー×教育の研究開発」を事業の基盤に、現在は金融教育サービス事業「Moneychat(http://moneychat.life/)」の企画と開発を進める。

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