年収の壁ってなに?高校生・大学生のアルバイトにも影響が…

最近話題の年収の壁問題。僕たち学生には関係ないと思っているそこのあなた!!

ちょっと待ってください!

高校生や大学生だったらアルバイトをするようになる方もいらっしゃると思います。

僕自身も大学生になるためこの年収の壁問題に興味を持ち、一体どんな問題なのか、僕たちにどんな影響を及ぼすのかを調べてみたので皆さんにも共有したいと思います!!

目次

そもそも年収の壁とは?

年収に壁にもいくつか種類があります。

  1. 住民税発生の壁
  2. 所得税発生の壁
  3. 社会保険料発生の壁
  4. 配偶者特別控除減少の壁
  5. 配偶者特別控除減少の壁

主にこの五つの種類の壁が存在します。

個人の年間給与収入金額が100万円を超えると住民税が課税され、103万円を超えると所得税が発生し始めます。配偶者控除の38万円(住民税では33万円)の対象となる配偶者の年間給与収入金額は103万円ですが、平成あ29年の法改正により、配偶者控除の最高額38万円(住民税では33万円)の対象となる年間給与収入金額150万円(住民税では155万円)まで引き上げられました。

最近話題の年収の壁って?

最近、年収の壁問題が注目を集めていますが、これは具体的には社会保険料発生に関することを指します。

政府が配偶者の扶養に入り、従業員101人以上の企業などで働く人が、扶養をはずれ、自ら厚生年金や健康保険の保険料の支払いをするようになる「106万円」の年収の壁対策として、賃上げに取り組むなどして、実質的に保険料を肩代わりする企業などに、一人当たり最長3年、最大50万円の助成金を支給することを発表しました。

また、従業員100人以下の企業など、厚生年金などが適応されていない職場で働く人が、扶養をはずれ、自ら国民年金や国民健康保険の保険料を支払うようになる「130万円」の壁対策に、一時的な収入の増加であれば連続2年までは保険料の支払いが不要とされています。

つまり、仮に私が従業員101人以上の企業で働いていた場合、年収が106万円を超え、それに対してお給料を上げるなどして社会保険料分を実質的に肩代わりしてくれている企業に対して、最長3年間で最大50万円の助成金を国が支給してくれて、実質的には私に対する社会保険料を一部国が負担してくれるという制度です。

同様に従業員数101人以上の企業で働いていた場合、年収が130万円を超えると、連続2年までなら社会保険料の支払いが不要になるというのです。

年収の壁のメリット・デメリット

ここで年収の壁のメリット・デメリットを見ていきましょう。

年収の壁のメリット

年収の壁のメリットは、年収の壁を気にして働く時間を期末に調整してしまうパートタイムの方やアルバイトの方が、同じタイミングでシフトを入れないようになってしまうため、雇用主側からするとかなり困った状況になることがよく起こっていたようです。

年収の壁のデメリット

年収の壁対策ののデメリットとしては、従業員が101人以上の企業には3年間までしか助成金を国から支給してもらえないため、3年を超えると再び企業が賃上げなどをして実質的に社会保険料を支払うか、社会保険料がかからない年収は106万円以内になるように働く私たちがシフトを調整をするようになります。すると、また期末になると働き手不足に企業が悩まされるようになります。

つまり、一時的な効果しか見込めないことが懸念されているのです。

僕たちが気をつけること |年収の壁の注意点

これらのことを踏まえて今後僕たちがアルバイトをする際に気をつけなくてはならないことは、まず、自分が働いてる企業の従業員数は何人なのか、101人以上なのか100人以下なのかを知っておくことです。。

また、その企業に3年以上在籍する予定なのかも考えておく必要があると思います。3年の間しか企業側に助成金が支給されなくなってしまうので、3年後には再び期末に調整でシフトを減らすことになる恐れがあります。自分自身のお金というかなりシビアなことなので、よく考えて働くようにしましょう。

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この記事を書いた人

イノベーティ部代表
2005年生まれ、高校3年生。自ら行動する高校生のためのコミュニティ「イノベーティ部」代表。
中学2年生から株式投資を始め、日本の金融教育に違和感を持ちシュタインズにインターンとして参画。

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