【6855】日本電子材料株式会社!半導体プローブカードの専門企業

「半導体デバイス」という言葉を聞いたことがありますか?実は、この半導体デバイス、私たちの生活にとってとても大切なんです。

半導体デバイスっていうのは、スマートフォンやパソコン、家電製品、自動車、宇宙で使われるロケットなど、いろいろなところで使われている特別な電子部品です。この半導体があるから、私たちの生活が便利になっているんですよ

日本電子材料株式会社は、この半導体デバイスがちゃんと動くかどうかを調べるための「プローブカード」というものを作っている会社なんです。プローブカードっていうのは、半導体デバイスが良いものか、悪いものかを電気的にチェックするための特別な道具です。この道具があるおかげで、私たちが使う電子機器が安心して使えるようになるんです。

この会社は、そのプローブカードを作るのがとても得意で、この分野のパイオニアなんですよ。パイオニアっていうのは、その分野で一番最初に活動を始めて、重要な役割を果たしている会社のことを言います。

だから、日本電子材料株式会社っていうのは、私たちの生活を支える大切な電子部品をチェックする道具を作っているんです。こういう会社があるから、私たちは安心して最新の技術を使うことができるんですね。

そこで今回は、プローブカードを作っている会社、日本電子材料株式会社(6855)についてお話ししたいと思います。

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【6855】日本電子材料株式会社とは?

日本電子材料株式会社は、日本国内に4つの拠点があります。それは、尼崎にある本社、熊本にある事業所、三田にある工場、そして東京にある営業所です。

本社と三田工場では、「プローブカード」の大切な部品を作ったり開発したりしています。熊本事業所では、プローブカードの設計や製造、組み立てまでを行っていますよ。

海外にも拠点があり、アメリカ、中国、台湾、ヨーロッパ、東南アジア、韓国、シンガポールに8つの拠点があります。社員の数は約700名で、男女比は8対2です。平均年齢は約40歳。通勤方法は、公共交通機関や車、バイク、自転車、徒歩など、事業所によって使える手段が異なります。

残業時間は月平均約13.0時間と、働きやすさにも気を使っています。手当や福利厚生も充実しているので、安心して働けますよ。現場で経験や知識を積みながら、将来は設計や開発の仕事に移ることもできます。私たちの会社は、好奇心旺盛な人にとっては、たくさんのチャンスがあるんです。

半導体デバイス関連のエンジニアとして、1人でも多くの社員が活躍できるような職場環境と教育体制が整っているようです。

プローブカードとは?

プローブカードは、半導体デバイスの製造にとってとっても大切なアイテムです。では、プローブカードって何をするのでしょうか?

https://www.jem-net.co.jp/products/probe

このカードは、半導体デバイスがちゃんと働くかどうかをチェックするための道具です。半導体デバイスは、私たちが使う電子機器の心臓部みたいなもの。プローブカードは、これらの半導体デバイスが良い品質のものか、どこか悪いところがないかを見つけるために使われます。

半導体デバイスとは、例えばICチップのような小さな電子部品のことを言います。このICチップは、パソコンやスマートフォン、テレビなど、私たちが毎日使っているさまざまな電子機器に使われているんですよ。パソコンの中にある基盤の上にたくさんのICチップが乗っているのが見えますね。

プローブカードの仕事は、半導体デバイスがちゃんと動くかどうかをチェックすること。これをウエハテストという工程で行います。ウエハっていうのは、たくさんのICチップが並んでいる薄い板のこと。プローブカードは、このウエハ上のICチップ一つ一つに触れて、それぞれが正しく動くかを確認します。正常に動くチップだけが次の工程に進むことができます。

このプローブカードは、たくさんのウエハをチェックするので丈夫でなければいけません。そして、半導体デバイスを作るための様々な場面で使われているのです。

日本電子材料株式会社の業績(2024年3月期)

2024年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)を見ていきます。

日本電子材料の主な事業である「半導体市場」についてです。

半導体って、コンピューターやスマートフォン、自動車などに使われる超小さな部品のことです。最近では、電気で動く自動車や、賢いコンピューター(生成AI)を作るために、この半導体が必要になっています。一部では、こうした分野で半導体の需要が増え始めています。

しかし、世界の経済状況が不安定で、スマートフォンやパソコンの需要が減っていることもあって、半導体の需要全体はまだ厳しい状況です。半導体を作るメーカーも、新しい設備への投資を控えたり、在庫を調整したりしています。

このような状況の中、私たちの会社はどうだったかというと、非メモリー向けプローブカード(これは半導体をテストするための特別な部品です)の売り上げは、日本での需要が少し減ったものの、まあまあ頑張っています。でも、メモリー向けプローブカード(これは、データを保存する半導体をテストする部品です)は、海外での販売をがんばっても、市場が冷え込んでいて、売り上げがかなり減ってしまいました。

利益の面でも、コストを削減したにもかかわらず、売り上げが減ったため、工場の稼働率が低下し、高い付加価値の製品の需要も減ったことから、利益も前の年より減ってしまいました。

この半導体市場は、AIのように新しい技術で需要が増えている部分もあるんですが、全体的にはまだ厳しい状況ですね。特に、データを保存する「メモリー」を作るための半導体の生産を調整していて、新しい機械や設備への投資も減っています。

このような状況の中で、日本での非メモリー向けプローブカード(これは半導体をテストするための特別な部品です)の売り上げは少しずつ回復してきました。しかし、メモリー向けプローブカードは、海外で一時的に売れたものの、市場が冷え込んでいて、主力製品の需要が大きく減っているようです。

利益の面でも、コストを減らしたり、円安(日本円の価値が下がること)の影響もあったものの、売り上げが減ったことで工場の稼働率が低下し、高い付加価値を持つ製品の需要も減ったため、前年と比べて利益が減ってしまいました。

この結果、第3四半期の業績はどうなったかというと、売り上げは120億80百万円で、前年と比べて21.9%減少しました。営業利益は2億30百万円で、前年比で99.0%減少。経常利益は8億30百万円で、前年比で96.7%減少しました。最終的には、親会社株主に帰属する四半期純損失が2億80百万円となり、前年の同じ時期は純利益が176億円だったので、大きく減ってしまっています。

まとめ

日本電子材料株式会社は、半導体デバイスの製造に不可欠なプローブカードを開発、製造している企業です。日本国内に本社(尼崎)、事業所(熊本)、工場(三田)、営業所(東京)を持ち、海外にも8つの拠点を展開しています。社員数は約700名で、男女比は8対2、平均年齢は約40歳です。職場環境は働きやすく、残業時間は月平均約13時間と少なめです。

プローブカードは、半導体デバイスが適切に動作するかをテストするための重要なツールであり、これらのデバイスは、パソコンやスマートフォンなど多くの電子機器に使用されています。プローブカードはウエハテストという工程で使われ、半導体デバイスの品質を検査します。

2024年3月期の第3四半期決算では、半導体市場の不安定さが影響して、売り上げは120億80百万円で、前年比21.9%の減少を記録しました。営業利益は99.0%減少し、経常利益も96.7%減少しました。最終的に親会社株主に帰属する四半期純損失は2億80百万円となり、大幅な減益となりました。この結果は、メモリー向けプローブカードの需要減少や半導体市場全体の厳しい状況が影響しています。

スマートフォンなどの個人で使うデバイスの需要が減少傾向にあるため、2023年まではメモリが不況でした。その影響もあってか、業績はイマイチですね。

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ
「テクノロジー×教育の研究開発」を事業の基盤に、現在は金融教育サービス事業「Moneychat(http://moneychat.life/)」の企画と開発を進める。

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