【半導体投資】なぜHBMが注目されるの?注目の6企業をご紹介!

皆さん、HBMって聞いたことありますか?これは、最新のコンピューター技術で使われる特別な部品のことなんです。今、すごく注目されているんですよ。

BMは、高帯域幅メモリ(High Bandwidth Memory)の略で、コンピューターやスマートフォンなどの電子機器に使われる特別な種類のメモリです。このメモリはとても速くて、たくさんのデータを一度に処理できます。だから、AI(人工知能)や高性能のゲーム、大量のデータを扱う仕事にとても重要なんです。

先日、HBMについては詳しく解説いたしました。まだ読んでない方は必ず読んでください。

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そこで今回はHBMで注目の企業についてご紹介いたします!

目次

なぜHBMが注目されているの?

まず、私たちはAI(人工知能)の時代に入っています。AIって、たくさんのデータを使って色々なことを考えるんですけど、そのデータを保存するための「データセンター」という大きなコンピューターが必要なんです。HBMは、これらのデータセンターで使われるから、注目されているんです。

さらに、HBMは電力をあまり使わず、小さいスペースに収まるから、技術者や投資家がとても興味を持っています。

コンピューターの心臓部とも言える「チップ」は、どんどん小さくなってきています。でも、あまりにも小さくなりすぎると、作るのが難しくなったり、コストが高くなったりするんです。今、この小さくする技術に限界が近づいています。

そこで、新しい方法が出てきました。それが「チップレット化」です。イメージすると、今までは大きなお皿に色々な料理(CPUやメモリーなど)を一緒に乗せていました。でも、チップレット化では、小さなお皿(コバチ)にそれぞれの料理を乗せて、最後に全部を一つの大きなお盆(基盤)に乗せる方法です。これによって、一部が壊れても全部をダメにすることがなくなるんです。

この新しいチップレットの設計には、HBMがとても重要なんです。HBMは、小さなチップを重ねて作られていて、チップレットと同じように小さくて効率的なので、これからのコンピューター技術にはなくてはならない存在なんです。

HBMのシェアとその重要性

2022年のHBM市場では、韓国の会社が大きなシェアを持っていました。SKハイニックスという会社が半分以上(50%)のシェアを持ち、次にサムスンが40%、アメリカの会社であるマイクロンが10%のシェアを持っています。SKハイニックスは特に強くて、GPU(グラフィック処理装置)のトップメーカーであるNVIDIA(エヌビディア)にHBMを独占的に供給しています。

HBMは現在第4世代まで進化していて、もう第6世代の話も出ています。SKハイニックスは第4世代の開発に成功し、市場で大きな影響力を持っています。一方で、マイクロンも2023年からHBM市場に本格的に参入し始めており、競争が激しくなっています。サムスンもこの競争に対して動いているようです。

半導体関連で注目の日本企業・日本株

株式市場にはたくさんの会社があります。今日は、特に注目されている6つの会社について話します。この分野はすごく大きくて、多くの会社が関わっているので、専門家でもすぐに答えるのは難しいんですよ。でも、だからこそこの話題は面白いんです。みなさんも楽しんで聞いてくださいね!

【6227】AIメカテック

彼らの専門分野は、「ウエハハンドリングシステム」っていう特別な機械を作ることなんです。

「ウエハハンドリングシステム」とは、簡単に言うと、コンピューターやスマホの心臓部ともいえる半導体チップを作るために必要な円盤、つまり「ウエハ」を扱う機械です。この機械は、ウエハを正確に動かしたり、処理するのにとっても大事なんですよ。

https://jss1.jp/column/column_064/

このウエハハンドリングシステムは、「デボンダー装置」とも呼ばれます。これは、ウエハを特別な方法で扱うための機械のこと。難しいけど、とっても重要な役割をしているんです。

2023年12月21日に、AIメカテックはすごいニュースを発表しました。海外の大きな半導体関連メーカーから、このウエハハンドリングシステムの大量注文を受けたんです!これは、ウエハの積層化、つまり複数のウエハを重ねて使う技術の需要が増えている証拠です。

【6315】TOWA

この会社は後工程で使用する「モールディング装置」を作っています。このモールディング装置で世界最大手です。

モールディングって何?と思うかもしれませんが、これは物(半導体)を樹脂(プラスチックの一種)で守る工程のことです。東亜の樹脂はとても精密で、特に「HBM」という高性能な製品の製造に重要です。

そのため、このTOWAの樹脂のムラを抑えるコンプレッション成型方式というのが注目されていて、高性能なHBMの量産には欠かせない企業になるのではないかと期待されています。

【8035】東京エレクトロン

次に「東京エレクトロン」という会社。国内時価総額ランキング7位。

ここはチップと基盤をつなぐ「ボンディング装置」というICチップと各種基盤などを配線するための装置で有名です。

この装置は、髪の毛よりも細い配線をする技術が必要なんですよ。東京エレクトロンはその技術で、世界でもトップクラスの会社なんです。世界シェアは3位です。

ちなみに、自己都合退職率1.1%など、就活でも人気の企業です!

【6871】日本マイクロニクス

「日本マイクロニクス」という会社も注目です。

ここは「プロブカード」という製品を作っています。これは、チップの品質をチェックするための器具です。チップが進化すると、新しい検査が必要になるので、この会社のプロブカードは今とても需要が高いんです。

日本マイクロニクスは2029年まで年間成長率5%以上で成長するなんて言われていたりもします。

グローバルシェアは14%ほどで世界3位。メモリ向けに限って見ると、世界シェア1位です。

【7729】東京精密

「東京精密」という会社は検査装置で有名です。世界シェアは5, 6割です。

日本マイクロニクスと同様に、特に3D技術による新しい検査が注目されています。ただ、最近の決算発表で予想よりも利益が少なかったので、株価が少し下がっています。理由としては、民エレ(一般消費者が使用する電子機器)の需要が下振れしたことが挙げられます。

しかし、AI、HBM関連は堅調とのことです!

【6146】ディスコ

最後に「ディスコ」という会社です。ここは、ウェハ(半導体の材料)を切る「ダイシング装置」で有名です。これは世界シェアの70%を持っていて、とても重要な会社です。ウエハを削るグラインダで世界シェア5割。特に「HBM」に関連する技術が注目されています。

https://www.disco.co.jp/jp/products/dicer/dad3350.html

HBMは積み上げるので、各ウエハの厚みを抑える必要性から、HBMで言ったらこのグラインダの方がより重要かもしれません。ディスコのグラインダは、ウエハを1マイクロレベルで削ることができるそうです!

これらの会社は、株式市場でとても注目されているんです。技術が進化すると、新しい製品やサービスが生まれ、それがまた新しいビジネスチャンスを生み出すんですね。興味深いでしょう?これからも株式市場の動きに注目してみてくださいね!

まとめ HBM関連株

HBM(High Bandwidth Memory)とは、高速で大量のデータを処理できるメモリ技術です。この技術は、データをより速く、効率的に扱うことができるため、コンピューターやスマートフォンなどの電子機器の性能向上に不可欠です。HBM関連株は、この重要な技術に関連する様々な企業の株を指します。

HBM技術の進歩は、多くの関連企業にとって追い風となっています。これらの企業は、HBMを利用した製品の製造や、それに関連する部品や装置の開発に携わっています。例えば、ウエハの3D化や積層化を可能にする装置を作る企業や、半導体チップの品質を検査するための器具を製造する企業などがあります。

これらの企業は、HBM技術によって新たな需要が生まれ、成長が見込まれるため、投資家からの注目も高まっています。HBM関連株に投資することは、将来の半導体業界の成長に賭けることを意味します。しかし、技術の進歩や市場の変動に伴うリスクもあるため、投資を検討する際には、これらの点を考慮することが重要です。

HBM関連株は、半導体業界の将来を象徴すると言えるでしょう。これらの企業が如何にしてHBM技術を活用し、電子機器の進化を牽引するか、その動向に注目が集まっています。

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ
「テクノロジー×教育の研究開発」を事業の基盤に、現在は金融教育サービス事業「Moneychat(http://moneychat.life/)」の企画と開発を進める。

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