こんにちは!
「預金が1000万円を超えたら税金がかかる?」という噂があるのをご存知ですか?
なんにでも税金をかけるような動きのある日本ですが、今回は、「貯金税」について詳しく解説しましょう。また、節税のためのおすすめの投資についてもご紹介します。
預金自体は非課税、利子には税金がかかる
貯蓄税は、日本において個人の金融資産に課税される税金ではないため、預金が1000万円を超えても直接的にかかるわけではありません。
実際には、日本国内において金融機関から利息を受け取る際に、源泉徴収された税金が貯蓄税の一部として計上される形となっています。このため、預金の金額自体が増えるわけではなく、利息に対して課税が行われます。
言い換えれば、1,000円の利子がついた場合、その1,000円に税金がかかるということです。
ただし、利子が支払われる際には、金融機関側が事前に税金を差し引いていますので、私たちはそのために特別な手続きをする必要はありません。
なお、利子にかかる税金率は20.315%ですので、1,000円の利子がついた場合には203円の税金が差し引かれます。
貯蓄税とは?
過去にはテレビで「貯蓄税が導入されるかもしれない」という報道がありました。
しかし、2023年9月時点で、貯蓄税はまだ導入されていません。
ただ、テレビ報道によると、「銀行預金の合計が1,000万円を超える場合、毎年2%の課税が行われる」という内容の税金が検討されているようです。
また、SNS上でも「貯蓄税が導入されるかもしれない」といったツイートが見受けられます。
それでは、1000万円の貯金を持つ人はどれくらいいるのでしょうか。次のセクションで詳しく説明します。
貯金1000万円を持っている人の年代別割合
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]および[二人以上世帯調査]」によれば、貯金が1,000万円以上ある人の割合は、単身世帯では16.1%、2人以上世帯では30.2%となっています。
年代別に見ると、1000万円以上の貯金を持っている人の割合は以下の通りです。
単身世帯 | 2人以上世帯 | |
20代 | 2.2% | 0% |
30代 | 12.6% | 13.2% |
40代 | 16.3% | 20.1% |
50代 | 22.3% | 35.5% |
60代 | 29.9% | 40.1% |
70歳以上 | 回答なし | 33.7% |
- 20代: 単身世帯では2.2%、2人以上世帯では0%。
- 30代: 単身世帯では12.6%、2人以上世帯では13.2%。
- 40代: 単身世帯では16.3%、2人以上世帯では20.1%。
- 50代: 単身世帯では22.3%、2人以上世帯では35.5%。
- 60代: 60代になると、約3人に1人(29.9%)が1000万円以上の貯金を持っており、2人以上世帯では5人に2人が1000万円以上の貯金を保有しています。
貯蓄税が導入された場合の節税対策としての投資
もし貯蓄税が実施されることになった場合、貯金を投資に振り向けることを検討しましょう。
貯金を投資に回すことで、貯蓄税を回避するだけでなく、資産を成長させるチャンスも得られます。
以下では、おすすめの投資方法をご紹介します。
- iDeCo: 企業型確定拠出年金で、将来の退職資金を積み立てるための手段です。
- 不動産投資: 不動産への投資は安定的な収益を生み出すことができる選択肢です。
- 不動産クラウドファンディング: 少額から不動産プロジェクトへの出資が可能で、リスクを分散できます。
- ソーシャルレンディング: 他の人への融資を通じて利益を得る方法です。
- 投資信託(インデックス投資): 株式や債券に分散投資し、リスクを抑えながら資産を増やすことができます。
- ロボアドバイザー: 自動化された投資アドバイスを受けながらポートフォリオを管理します。
- NISA(つみたてNISA・一般NISA・新NISA): 税制優遇を受けられる個人投資信託口座です。
- 株式投資: 個別の株式に投資して資産を増やすことができます。
- FX: 外国為替市場での通貨取引を通じて利益を追求します。
貯蓄税の導入に備えて、これらの投資方法を検討し、資産を有効に運用しましょう。節税だけでなく、資産の成長も目指すことができます。
貯蓄税対策の一環としての資産形成:iDeCo
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて運用されている、個人向けの年金制度です。
iDeCoを利用すると、掛金の支払い、運用益の受取り、給付金を受け取る際に、税制上の優遇が適用されるため、多くの人が節税や資産形成の手段として積極的に活用しています。
将来の老後資金を安定的に形成したい場合、iDeCoの活用を検討することをおすすめします。
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貯蓄税対策の一環としての資産形成:NISA(つみたてNISA・一般NISA・新NISA)
NISA(個人型確定拠出年金)は、株式投資や投資信託などの資産運用を奨励し、個人投資家の資産形成を支援するために設けられた制度です。
NISA口座で行う投資は、一定の範囲内で得られた利益について、所得税と住民税が免除されるという特典があります。
2024年からは新NISAがスタートする予定です。投資を通じてお得に資産を形成したい方にとって、新NISAは魅力的な選択肢となるでしょう。ぜひ、新NISAを利用して資産運用を開始してみてください。
おすすめの証券口座はSBI証券です!
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貯蓄税対策の一環としての資産形成:FX
FX(外国為替証拠金取引)は、異なる通貨同士の為替レートの変動を利用して利益を追求する投資手法です。
FX取引では、証拠金(保証金)を担保にし、その数倍から数十倍のレバレッジを活用することができます。これにより、わずかな資金で大きな利益を目指すことが可能です。
しかし、高いポテンシャルと引き換えに、リスクも大きくなります。そのため、FX取引には慎重なアプローチが必要です。
まとめ 貯蓄税に備えて投資を開始しましょう!
この記事では、預金にかかる税金である貯蓄税と、節税の手段としておすすめの投資について紹介しました。
貯蓄税が実際に導入されなくても、貯金を投資に回すことはおすすめですよ!