NASDAQ入門編:テクノロジー株市場と指数の基礎知識

株式市場と聞いて、どのようなものを思い浮かべますか?

日本では東京証券取引所が有名ですが、世界ではニューヨーク証券取引所(NYSE)やロンドン証券取引所(LSE)などがあります。

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しかし、これらの証券取引所は、物理的な場所にある建物や売買員が存在する「場所」です。 一方、NASDAQ(ナスダック)は、コンピュータネットワークを通じて株式を売買する「システム」です。

NASDAQは、National Association of Securities Dealers Automated Quotations(証券業協会自動見積システム)の略称で、1971年にアメリカで設立されました。 NASDAQは、当時としては画期的な電子取引システムであり、現在では世界最大の株式市場となっています。

NASDAQには、テクノロジー関連の企業が多く上場しており、アップルやマイクロソフト、アマゾンやグーグルなどの巨大企業も含まれます。

NASDAQの株価指数は、ダウ工業株30種平均(ダウ)やS&P500と並ぶアメリカの代表的な株価指数でもあります。 この記事では、NASDAQに関する基礎知識や、NASDAQとダウの違い、NASDAQへの投資方法などについて解説します。

目次

NASDAQの基礎知識

NASDAQは、世界初の電子取引システムとして1971年にアメリカで設立されました。当時は、NYSEなどの伝統的な証券取引所では、物理的な場所にある建物や売買員が存在し、株式の売買は人間同士のやりとりで行われていました。しかし、NASDAQは、コンピュータネットワークを通じて株式を売買する画期的なシステムであり、高速で透明な取引を可能にしました。このシステムは、世界中の多くの市場で採用されるようになりました。

NASDAQは、当初は「National Association of Securities Dealers Automated Quotations(証券業協会自動見積システム)」という名称でしたが、2005年に「Nasdaq Stock Market Inc.」という会社名に変更しました。その後、2008年に北欧やバルト諸国の証券取引所を運営するOMXグループと合併し、「Nasdaq OMX Group」となりました。さらに、2015年に現在の「Nasdaq Inc.」という会社名に変更しました。

NASDAQは、設立当初からテクノロジー関連の企業が多く上場しており、マイクロソフトやアップルなどの巨大企業も含まれます。これらの企業は、革新的な技術やサービスを提供し、高い成長性や収益性を持っています。しかし、一方で、市場の変化や競争によって業績が大きく変動する可能性もあります。そのため、NASDAQに上場する企業の株価は、ダウやS&P500に比べて高いボラティリティ(変動性)を示すことがあります。

NASDAQの代表的な株価指数としては、以下のものがあります。

  • NASDAQ Composite(ナスダック)
    • NASDAQに上場する全企業の株価の時価総額加重平均型指数であり、1971å¹´2月5日に100ポイントを基準として算出が開始されました。2023å¹´6月12日時点での終値は13,259.14ポイントでした。
  • NASDAQ 100(ナスダック100)
    • NASDAQに上場する上位100社の株価の時価総額加重平均型指数であり、1985å¹´1月31日に250ポイントを基準として算出が開始されました。2023å¹´6月12日時点での終値は14,484.54ポイントでした。
  • NASDAQ Biotechnology Index(ナスダックバイオテクノロジー)
    • NASDAQに上場するバイオテクノロジー関連の企業の株価の時価総額加重平均型指数であり、1993å¹´11月1日に200ポイント算出が開始されました。2023å¹´6月12日時点での終値は4,169.89ポイントでした。
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NASDAQとダウの違い

NASDAQとダウは、アメリカの代表的な株価指数ですが、その算出方法や構成銘柄には大きな違いがあります。 ここでは、NASDAQとダウの主な違いについて説明します。

算出方法の違い

NASDAQは、NASDAQに上場する全ての企業(ナスダック)や上位100社(ナスダック100)の株価を加重平均して算出します。加重平均とは、株式の時価総額に応じて重み付けをする方法です。つまり、時価総額が大きい企業の株価が指数に大きな影響を与えます。

構成銘柄

  • NASDAQは、約4000社以上の企業が上場しており、その中から最大の100社がNASDAQ 100の構成銘柄となります。NASDAQ 100には、テクノロジー関連の企業が約60%を占めており、アップルやマイクロソフト、アマゾンやグーグルなどが含まれます。
  • ダウは、アメリカ経済を代表する30社が選ばれており、その中にはテクノロジー関連の企業もありますが、金融や消費財などの分野も多く見られます。ダウには、アップルやマイクロソフトだけでなく、アメリカン・エキスプレスやコカ・コーラなども含まれます。
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NASDAQへの投資方法

NASDAQへの投資方法としては、以下の手法があります。

  • 個別株式への投資
    NASDAQに上場する企業の株式を直接購入する方法です。この方法では、自分で銘柄選択や売買タイミングを決める必要があります。また、手数料や為替リスクも考慮する必要があります。
  • ETF(上場投資信託)への投資
    NASDAQの株価指数を追跡するETFを購入する方法です。ETFとは、複数の銘柄を一つにまとめた投資商品であり、証券取引所で売買できます。この方法では、銘柄選択や売買タイミングを気にせずに、NASDAQ全体の動きに連動したリターンを得ることができます。また、手数料や為替リスクも低減できます。
  • ミューチュアルファンド(投資信託)への投資
    NASDAQに上場する企業を選択して運用するミューチュアルファンドを購入する方法です。ミューチュアルファンドとは、プロの運用者が管理する投資商品であり、証券会社や銀行などで申し込むことができます。この方法では、運用者の判断に任せることができますが、手数料や為替リスクはETFよりも高くなる可能性があります。
SUSTEN

まとめ

いかがだったでしょうか?
NASDAQは、アメリカの電子取引システムであり、世界最大の株式市場です。 NASDAQには、テクノロジー関連の企業が多く上場しており、高い成長性や収益性を持っています。

しかし、一方で、市場の変化や競争によって業績が大きく変動する可能性もあります。 そのため、NASDAQに上場する企業の株価は、ダウやS&P500に比べて高いボラティリティ(変動性)を示すことがあるため注意が必要です。 NASDAQとダウは、アメリカの代表的な株価指数ですが、その算出方法や構成銘柄には大きな違いがあります。 NASDAQへの投資方法としては、個別株式への投資やETFへの投資などがあります。 NASDAQへの投資は、自分の目的やリスク許容度に合わせて適切に行いましょう。

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ
「テクノロジー×教育の研究開発」を事業の基盤に、現在は金融教育サービス事業「Moneychat(http://moneychat.life/)」の企画と開発を進める。

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