2020年、私たちは「オルカン」の言葉をよく聞くようになりました。
これは、Fund of the Year 2019で輝かしい結果を収めたことから、2020年には注目を浴びたからです。この名前は、投資に関する知識とはあまり関係のないものかもしれませんが、その名前の由来についてもっと詳しく探ってみましょう。

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オルカンとは
最近、投資信託の世界で注目されているeMAXIS Slimシリーズの一部で、正式にはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と呼ばれています。この名前「オルカン」は、その短縮形です。
この投資信託は2018年10月31日に設定されましたが、実は、2018年の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」では既に第3位にランクインするなど、設立当初から投資ブロガーたちの注目を浴びていたファンドです。
注目度の高さから、このファンドは順調に資産を増やし、2020年10月には500億円を突破しました。
この投資商品は、 世界の株式市場における「形」を購入するのではなく、 株式市場の「変化そのもの」を購入しています。
ちなみに、この「全世界株式型」の指数商品は、 最初にETF(上場投資信託)として組成されました。
2008年3月には、「iシェアーズ MSCI ACWI ETF」という商品がアメリカで登場しました。 (当初、このETFは「iシェアーズ MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス・ファンド」という名前でした)
このETFは、MSCI ACWI指数(全世界株式指数)との価格動向にリンクすることを目指しています。 そして、実は、オルカンもこの指数にリンクしています。
MSCI ACWIとは、「オール・カントリー・ワールド・インデックス」の略ですが、 「全世界株式」と言っても、オルカンの場合、 「国内株式」、「先進国(外国)株式」、「新興国株式」の組み合わせから成り立っています。
次に、オルカンの「月報」を見てみると、 「資産構成」というセクションがあります。 このセクションでは、国内株式、先進国株式、新興国株式の割合が示されています。

長らく「国内株式」、「先進国株式」、「新興国株式」の割合を「しっかり固定して」、 割合がずれる度に「リバランス」を行うべきという考え方はよく言われております。
しかし、お気づきの通り、 「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は、 全く異なるコンセプトを持っているのです。
株式市場の「変化」を持ち続ける
オルカンにおいて、 『国内株式』、『先進国株式』、そして『新興国株式』の構成比率は、

で変動します。
これは非常に重要なポイントなので、繰り返し説明します。
変動します。(正確に言うと、毎週、実際は毎日変動しています)
オルカンを所有することは、 世界の株式市場の「形」を固定するのではなく、 株式市場の「変化」を持ち続けることを意味します。
2009年6月時点の「iシェアーズ MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス・ファンド(ACWI)」の国別構成比率のデータがこちらです。
そして、2023年6月末時点の、「iシェアーズ MSCI ACWI ETF」の国別構成比率(上位)がこちらです。

かなり変化してますよね!特にアメリカの変化が圧倒的です。
また、日本、イギリス、中国もその「比率」が大きく違っています。
もしも、 2009年から2023年までの間、 MSCI ACWI指数との連動を目指す投資商品を継続的に所有していたと仮定しましょう。
あなたのリスク資産の構成も、 先ほど説明したように変化していたことでしょう。
これが、 全世界株式市場の概念です。
そして、『オルカン』という商品の特徴の一つは、あなたが独自に国内株式、 先進国株式、 または新興国株式のインデックスファンドを組み合わせる代わりに、『オルカン』だけを所有した場合、年間の継続コストが低く抑えられるという点です。
例えば、『全世界株式』の中でのインド株式に焦点を当ててみましょう。
2009年時点では、 インド株式は全体のわずか0.89%程度を占めていました。
2023年に入ると、 その比率は1.5%程度に増加しました。将来的には、 2033年にはインド株式の比率が2.5%や3%に達するかもしれませんが、もちろんそうならない可能性もあります。どちらにせよ、 あなたは(全世界株式インデックスファンドへの投資を通じて)インド株式を継続的に保有できます。
最近、 インド株式が好調だからといって、 「インド株式インデックスファンド」を購入する必要はありません。
なぜなら、 保有比率を全体の「リスク資産」の中でどれくらいに設定するかを自分で決め、 割合が変わった場合には自己調整する「リバランス」が必要だからです。
インド株式に興味があっても、 全世界株式インデックスファンドを通じてインド株式を保有することもできるのです。
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まとめ オルカンに関するより深い解説
「全世界株式」における特定国の株式に焦点を当てて考えてみました。
たとえば、インド株式は2009年には全体のわずか0.89%程度でしたが、2023年には1.5%程度に上昇しました。将来的には、2033年にはインド株式の比率が2.5%や3%に達するかもしれませんが、もちろんそうならない可能性もあります。
このような変動に対処する方法は、インド株式に焦点を当てた専門のファンドを購入することではなく、全世界株式インデックスファンドを通じて多くの国の株式を保有し、自分でポートフォリオを調整することです。なぜなら、特定の国の株式に投資する必要がなく、自分のリスク許容度に合わせて投資比率を調整し、必要に応じてリバランスできるからです。インド株式に興味がある方も、この方法で手軽に幅広い国の株式に投資できます。
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