【節約術】科学的には節約で削らないほうがいい3つの出費とは?

人生において節約は大切です。

若いうちは貯金などせず有り金を全て使うべきだという主張もありますが、自分にとって無駄な出費まで作る必要はないのではないでしょうか?

節約は、長い目で見ると、もっとも確実にお金持ちになる手段です。

ただ一方で、節約家は浪費家よりも不幸になるという研究報告もあります。

自分にとってお金をどう使うのが幸せかということを明確にすることが一番大事なのかもしれません。

ハーバード大学の約75年にもわたる研究でも、お金より人間関係の方が人を幸せにするという報告もあります。

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では、なににお金を使い、なにを節約するのが正しいのでしょうか?

そこで今回は、科学的には節約で削らないほうがいい3つの出費について解説いたします。

目次

交際費

ハーバード大学の心理学者、ロバート・ウォールディンガ―氏は講演で、我々が幸せに生きるには、お金よりも、地位よりも、やりがいのある仕事よりも、何よりもまず「良い人間関係が大切だ」と主張しています。これは、ハーバード大学による約75年にわたる研究に基づいた主張です。


ロバート・ウォールディンガ―氏によれば、「良い人間関係」を持つ人ほど長生きで、健康で、記憶力も良いようです。
人間関係をおろそかにしていると、「早死で不健康で記憶力も悪くなる」ということにも繋がります。

教育費 

テンプル大学のWilliam H. Hamptonらの研究によると、収入を大きく左右する三大要素の1つは「教育」です。節約のつもりで教育費を削ると、むしろ逆効果である可能性が高いのです。

ちなみに、「研究開発(≒教育)に積極的な会社ほど成長しやすい」という話もあります。
専門誌「証券アナリストジャーナル」に掲載された論文によると、研究開発に積極的な会社ほど業績の伸びが早い傾向が見られたのです。

世界のトップ企業は年商の10%以上を研究開発費に充てています。あなたも自身の年収の20%ほどは自分の教育費に当てても良いのではないでしょうか?

どうしても教育にお金を割くのが許せない場合は、図書館を活用するのも一つの節約術です。読書は収入アップにつながるうえ、幸福感の向上にもつながるので。読書には時間とお金を使った方が節約にも繋がりますし、年収もUPするのです。

SAMURAI FUND

健康維持費

健康維持費は削らないように注意しましょう。

とりわけ重要なのが、「睡眠時間の確保」と「運動習慣の維持」ですね。

科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」に掲載された論文によると、睡眠不足な人は貯金が減る傾向があることがわかっています。睡眠不足のせいで認知機能が鈍り、間違った判断をしやすくなることが原因のようです。

また、厚生労働省の調査では、「運動習慣がある人ほど収入が多い」という結果も報告されています。

まとめ

そもそも節約は将来なにかに使うため、それによって幸せになるためにするものであり、節約のせいで不幸になってしまっては本末転倒です。

「ノスタルジック貯蓄術」 などを提唱した金融心理学者のブラッド・クロンツ博士が明かした、金持ちになる人の3つの特徴もご紹介しているので参考にしてみてください。

自分にとってなにが必要なのかをよく考え、節約するところはして、お金を使うところには使うようにしましょう。

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ
「テクノロジー×教育の研究開発」を事業の基盤に、現在は金融教育サービス事業「Moneychat(http://moneychat.life/)」の企画と開発を進める。

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