ワールドコインとは?仮想通貨WorldCoin(WLD)の買い方や将来性、課題を徹底解説!

最近大いに注目を集めているのが「ワールドコイン(Worldcoin)」ですよね。

ワールドコインは、ChatGPTの開発元であるOpenAIのCEOのSam Altman量子情報科学と機械学習の専門家であるAlex Blania氏が共同で立ち上げたプロジェクトです。専用のウォレットと本人確認システムを開発し、ベーシックインカム制度の実現を目標に掲げている仮想通貨です。

人工知能の発展に伴い、人間とボットの区別がつかなくなる未来に備え、すべての人々がグローバルな経済にアクセスでき、恩恵を受けられるようにするというビジョンがあるみたいです。

そこで本記事では、ワールドコインの特徴や将来性、買い方などについて解説していきます。

この記事であなたがわかること
  • Worldcoinとは何か?
  • Worldcoinの特徴
  • ユニバーサルベーシックインカムとはなにか
  • ワールドコイン(WLD)を購入するための取引所
  • ワールドコインの購入方法
目次

Worldcoinとは何か?|仮想通貨ワールドコイン(WLD)とは

ワールドコイン公式サイトによると、Worldcoinは国や背景に関わらず、誰もがグローバル経済にアクセスできるようにすることを目指しており、地球上のすべての人が受け入れられ、利益を享受できる経済の未来を実現することを掲げています。

2023年前半にローンチ予定とだけ発表されていましたが、長らくローンチの気配は見せていませんでした。

しかし、動きがあったのは2023年7月24日。

創業者のサム=アルトマン氏が2023年7月24日に「ワールドコインプロジェクトのトークンである仮想通貨WLDをローンチする」と突如発表しました。

そして、同日、バイナンスやOKXなど大手海外取引所への一斉上場を果たしたことで大きく注目されることになりました。

創業時期2020年
トークンローンチ時期2023年7月
開発者Tools for Humanity
運営者Worldcoin Foundation
トークン価格*¥276.59
トークンの時価総額*¥29,551,209,462
時価総額ランキング133位
取扱のある取引所国内取引所への上場なし
*2023年7月25日時点、コインマーケットキャップを参照

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ChatGPTを開発したOpen AIのCEOがプロジェクトを立ち上げる!?

ワールドコインは「Open AI」のCEOであるSam Altman(サム・アルトマン)氏がプロジェクトをスタートしたことでより話題を集めました。

ChatGPTとは、AIを活用し、まるで人間と会話しているかのようなクオリティでメッセージのやり取りが可能なAIチャットサービスのことです。

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仮想通貨ワールドコイン(WLD)の特徴|三つのカギとは

ワールドコイン(WorldCoin)は、

公共事業として世界最大のアイデンティティと金融ネットワークを構築し、すべての人に所有権を与える

と説明しています。そして、これを実現するために3つのカギがあります。

・ID(World ID)
・トークン(worldcoin)
・アプリ(World App)

それぞれの特徴について説明いたします。

ID(World ID)

World IDは基本的に、あなたのインターネット・パスポートみたいなものです。

Orbと呼ばれる特注のハードウェアを使って本人確認をする必要があります。Orbはあなたの目の虹彩をスキャンすることで、「安全な」 World IDを作成します。つまり、網膜から身分証明ができるのです。

プライバシーを保護するこのデジタルID技術によって、個人情報を明示することなく、ウェブサイト、モバイルアプリにアクセスすることができるようになるのです。

これまでは、ログイン時に「メールアドレスや電話番号」と「パスワード」を入力し本人確認を行う方法が一般的ですよね。

しかし、ハッキングによるなりすましのログインや、人工知能の発達によりログイン情報が悪用されるケースが懸念されています。

しかし、World IDでは本人の網膜をスキャンするため、本人以外がログイン難しくなり安全性が確保されます。また、IDやパスワードをいちいち入力する手間がかからないなど、メリットが豊富です。まるで映画の世界……。

  • バレーボール程度のサイズの生体認証装置「Orb」から、網膜をスキャン
  • 個人の目の虹彩をIDに書き換えて記録
  • ゼロ知識証明という暗号システムでプライバシーを保護しながら個人の識別

トークン(worldcoin)

WorldCoinトークンは、ブロックチェーン・ベースの世界中の人々に無料で配布される仮想通貨です。

ユーザーは認証されたWorld ID(あなたの虹彩をスキャン)を使って、毎月(Worldcoin Grantsを通じて)請求することができます。これらのトークンは、統治、購入、支払いなどに使用できるようです。
Worldcoin Grantsとは、Worldcoinトークンを毎月受け取ることができるものです。

基本的には、World IDを取得するだけで、これらのトークンを受け取ることができます。

配布されたトークンの価値がいくらになるのか、あるいは価値を持つのかについては保証されていません。他の仮想通貨と同じく、様々な要因により変化する可能性があります。

World App

World Appは、Tools for Humanityが開発、運営するアプリで、支払いや送金など、決済手段としての機能を持ちます。

このアプリケーションは、5月8日にベータ版がリリースされ、このアプリケーションを統合するものです。WorldcoinとEthereum(イーサリアム)のプロトコルを利用しており、プロトコルに対応するその他の仮想通貨も扱うことができる。

今後のフルバージョンではイーサリアムのネットワーク上に構築される予定です。

また、「World App」のウォレットにはUniswapのシステムが統合されており、Uniswapのトークンも取引できます。

「World App」のウォレットにWorld IDを登録すると、送金に必要なガス代が無料になるだけでなく、ベーシックインカムの取り組みとして毎月通貨を配布する「Worldcoin助成金」の申請ができるようになります

今後ワールドコインを受け取りたいと考えている方は、World AppやWorld IDの登録を済ませておくことをお勧めいたします。

また、World Appでは国内取引所で購入したイーサリアムを送金しておくと、Uniswapで通貨の取引が手軽にできるようになります。

そのため、ワールドコインの取引や海外で取引されているトークンを購入したい方はCoincheck(コインチェック)などの国内取引所の口座開設もあわせて検討しておきましょう。

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ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の構築

WorldCoinは、Worldcoin Grantsを通じて、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)のグローバルな分配システムの実現を目指しています。

あなたも円やドルといった伝統的な通貨だけを所有することに不安を感じてはいないでしょうか?

変化の激しい世界で、変化に乗り遅れることなく新たな経済の未来を切り拓くための選択肢として、Worldcoinのような革新的な技術に支えられた仮想通貨が注目されている背景があります。

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ワールドコイン(WLD)の将来性

WorldCoinは、分散型金融(DeFi)や人工知能(AI)などの分野で革新的な役割を果たすことを期待されています。

ここではWorldCoinの将来性について説明いたします。

暗号通貨と人工知能の世界

WorldCoinは、AIの発展に伴い、人間とボットの区別がつかなくなる未来に備えるために立ち上げられたプロジェクトです。

つまり、暗号通貨と人工知能の世界で、ユニークで野心的なプロジェクトが登場したのがワールドコインです。

OpenAIのCEOであるサム・アルトマンが共同設立したWorldcoinは、プライバシーを保護するプロトコルを通じて18歳以上のすべての個人をカタログ化し、その過程で各人に暗号通貨で報酬を与えるという使命を担っています。

新たな世界標準の通貨になることを目指すWorldcoinは、イノベーション、プライバシー、そしてAIが社会に与える影響を掻き立てています。

まだまだ不確定要素が多く未知数ですが、将来的には伝統的な通貨に代わる新しいグローバルな通貨になる可能性があります。

すでに多額の資金調達に成功している

World Coinは、2023年5月にBlockchain Capitalが主導する資金調達ラウンドで、1億1500万ドルを調達しています。

現状はまだ先行きが見えないため、将来性に関しては懐疑的な見方もありますが、その目標は非常に革新的で野心的であり、注目度は非常に高いといえます。

今後のプロジェクトの動向に注目ですね!

ワールドコイン(WLD)のリスクや課題

要ワールドコインは、包括的な新しい金融システムを構築しながら、安全でグローバルなデジタルIDを作成しようとしています。

また同社は、バイオメトリクス、パブリック・ブロックチェーン、トークン化の概念を活用し、これを実現しようとしていますが、成功するかどうかはまだわかりません。

彼らの主張をそのまま受け取れば、熱狂的なプロジェクトであることは明らかです。しかし、その展開方法には潜在的なリスクと課題が伴います。

プライバシーとセキュリティ

WorldCoinは、虹彩データをスキャンして「人間であること」を証明します。

あなたの虹彩は、あなたに関するバイオメトリックデータのひとつであり、World IDを取得するためにスキャンされる必要があります。

しかし、このデータがどのように収集されるのか、このデータが何に使用されるのか、収集されたデータがどのように使用される可能性があるのかを懸念する声も上がっています。

虹彩データのスキャンがプライバシーを侵害することはないとWorld Coinは主張していますが、実際には登録時に多くの個人情報を収集しており、十分な同意が得られていないとの指摘もあるのです。

技術的な課題

まだ実証されていないOrbの技術、そしてまだ発展途上のブロックチェーンと付随技術、不明確なトークノミクスにより、セキュリティと妥当性の両方が指摘されています。

プロダクト・マーケット・フィット

一部の著名なイーサリアム開発者のは、透明性の欠如、非現実的な製品、安価でオープンアクセスなFaceIDがWorldcoinの必要性を単に陳腐化させる可能性があることを公に表明しています(cryptoslate)。

他にも確かに懸念はありますが、これらは現在すでに存在する重要な懸念点です。

ワールドコイン(WLD)を購入するための取引所

ワールドコインを購入するためのおすすめの取引所を2つ紹介いたします!

1つ目はコインチェック、2つ目はGMOコインです。どちらも国内で根強い人気を誇る取引所であるため、ぜひ参考にしてみてください!

コインチェック(Coincheck)

コインチェックでは、販売所と取引所の両方が用意されているので、ビットコインであれば手数料無料で投資をすることが可能です。

元手となる仮想通貨を用意するためにはベストな取引所の1つと言えます。また、現物取引の機能だけではなく、ステーキングやNFTのマーケットプレイスなども展開しているため、幅広い投資方法に挑戦できます。

名称Coincheck(コインチェック)
運営会社コインチェック株式会社
提供する取引の種類現物取引(販売所・取引所)
取り扱い銘柄数23種類
最小取引数量
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):500円相当額
現物取引(取引所):0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上
取引手数料
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり(0.1~5.0%)
現物取引(取引所):無料
日本円の入金手数料方法に応じて無料~1,018円
日本円の出金手数料407円
仮想通貨の送金手数料銘柄ごとで異なる
その他のサービスCoincheckつみたて
Coincheck IEO
Coincheck NFT(β版)
Coincheckでんき
Coincheckガス
Coincheckアンケート
貸暗号資産サービス
ステーキングサービス(β版)

また、IEOも複数回行った実績をもっており、今後ますます注目される仮想通貨取引所です。

大手仮想通貨取引所のコインチェックは、日本国内において利用者数が多く、安全性や信頼性も高い取引所です。ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨をはじめ、NFTも取引することができます。

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GMOコイン

GMOコインは、GMOクリック証券でもお馴染みのGMOグループが運営する国内仮想通貨取引所です。

2022年にはオリコン顧客満足度調査の『暗号資産取引所ランキング総合No1』に選出されており、ユーザーにとって使いやすい取引所と証明されています。

また、最短10分で口座開設ができることから人気を集めており、販売所・取引所・FXと取引タイプも豊富で使いやすさで定評があります。

会社名GMOコイン株式会社
設立日2016年10月
住所〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス(SHIBUYA FUKURAS)
事業内容暗号資産交換業、取引サービス、暗号資産関連店頭デリバティブ取引サービスの提供
代表取締役社長石村 富隆
資本金37.58億円

またGMOインターネットグループは100社以上のグループ会社で構成されており、有名企業と連携してハッキングからの攻撃を監視しているので、セキュリティは万全です。

取り扱い銘柄の種類も20種類の豊富さで、国内第2位の取り扱い数となっています。

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  • 取扱通貨が豊富
  • 500円から積立ができる
  • レバレッジ取引にも対応している
  • NFT銘柄の取り扱いがある
  • NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」でNFT取引ができる
  • 初心者向けと中〜上級者向けで使い分けができるスマホアプリ

イーサリアムがもらえる特典中!

ワールドコイン(Worldcoin)の買い方

ワールドコイン(Worldcoin)は現時点海外取引所でしか上場していません。

そのため、以下の手順で購入手続きが必要です。

  1. 国内取引所で仮想通貨を購入
  2. 購入した仮想通貨を海外取引所対応のウォレットに送金
  3. 海外取引所でワールドコインを購入

海外取引所では、日本円での取引ができないため、仮想通貨を通じて取引する必要があります。

1. 国内の仮想通貨取引所の口座開設

まずは、海外取引所で取引に使用する仮想通貨を準備するため、国内仮想通貨取引所の口座開設を行います。

ここでは、23種類の仮想通貨を取り扱うCoincheckを例に口座開設方法を解説します。

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なお、Coincheckの新規登録時には、「本人確認書類」の提出のとして、以下の書類が必要になります。

  • 運転免許証(両面)
  • パスポート(「顔写真」と「住所記載」部分が必要)
  • 在留カード(両面)
  • 特別永住者証明書(両面)
  • 運転経歴証明書(両面)
    ※交付年月日が2012年4月1日以降に限る
  • 住民基本台帳カード(両面)
  • 個人番号カード(表面のみ)
    ※「通知カード(写真なし)」は利用不可。

提出方法はアプリから写真を撮影する方法が便利ですし、その方法が主流となってきていますが、撮影した写真が不鮮明だと再提出を求められるため、注意しましょう。

2. 日本円の入金を行う

口座開設が完了したら、日本円を入金します。

引用:Coincheck

3. 仮想通貨を購入する

今回は、ビットコイン(BTC)を購入する例で説明いたします。

まずは、アプリにログインし「販売所」をタップします。すると通貨一覧が表示されるので、ビットコイン(BTC)を選択した後、「購入」をタップしましょう。

その後、希望する金額を入力し「日本円でBTCを購入」を選択すると確認画面が表示されます。内容を確認し、「購入」をタップすると、手続き完了です。

4. 購入した仮想通貨を海外取引所に送金

次に、購入した仮想通貨を海外取引所へ送金する方法について説明します。

Coincheckの送金手順(BTCの場合)

  1. 「ウォレット」をタップ
  2. 通貨名(BTC)をタップ
  3. 「BTC残高」画面の「送金」をタップ
  4. 「送金先を選択」画面より、希望される送金先をタップ
    ※送金先の登録がない場合「送金先の追加」から送金先アドレスを入力
  5. 送金先の情報に間違いがないか確認し「次へ」をタップ
  6. 「送金目的」(今回の送金の目的)を選択
  7. 「送金額」入力欄に送金する金額(数量)を入力し「確認する」をタップ
  8. 利用規約を読み「下記事項に同意する」にチェック
  9. 「認証して送金する」をタップ
  10. 認証アプリに表示される6桁のパスコードを入力
  11. 送金完了

送金先のアドレスは、海外取引所で取引を行うウォレットのアドレスです。

5. 海外の取引所でワールドコインを購入

仮想通貨の送金が完了したら、海外取引所でワールドコインの購入ができます。

ただ、海外の取引所は金融庁などの監督省庁の認可を受けずに運営されている場合があるため、海外取引所を利用する際には、取引リスクについて注意が必要です。

取引にトラブルが発生した場合や取引所が破綻した場合は自己責任となる可能性が高いです。

そのため、取引を始める前に利用する仮想通貨取引所のセキュリティ対策やリスク管理について確認しておいた方が良いでしょう。

よくある質問 仮想通貨ワールドコイン(WLD)

Q. 仮想通貨WLD(ワールドコイン)とは何ですか?

A. Worldcoinは国や背景に関わらず、誰もがグローバル経済にアクセスできるようにすることを目指しており、地球上のすべての人が受け入れられ、利益を享受できる経済の未来を実現することを掲げて進められているプロジェクトです。

まとめ ワールドコイン(WLD)

ワールドコインは「ChatGPT」を開発したOpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏がスタートしたプロジェクトです。

網膜から本人確認ができるサービス「World ID」を開発しており、ドイツやスペインではすでに利用が開始されているようです。

今度の発展に大いに期待ができますね!

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ワールドコインの入手にはまず海外取引所への送金用として国内取引所のアカウントが必要です。
国内の仮想通貨取引所を検討している場合には、23種類の仮想通貨が現物取引可能で最低500円程度から通貨を購入できるCoincheckが使いやすいです!

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ
「テクノロジー×教育の研究開発」を事業の基盤に、現在は金融教育サービス事業「Moneychat(http://moneychat.life/)」の企画と開発を進める。

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