投資を始めたばかりの頃、株価が好調だと「今がチャンス!」と感じて、リスクの高い投資に挑戦したくなることがあります。しかし、多くの初心者がこのタイミングで誤った判断をしてしまいがちです。
株価が上昇しているとき、勢いに乗って大儲けを狙いたくなりますが、そうした判断は危険です。早期に相場の上昇に乗ることができれば良いのですが、初心者の多くは株価がピークに近づいた時点で参入し、その後の下落で損失を抱えてしまうことが多いです。
長期的に資産を増やすために重要なのは、以下の2つのポイントです。
- 株価が好調な時ほど謙虚に「航路を守る」
- 株価が上がっているときこそ、冷静に今までの投資計画を維持することが大切です。具体的には、eMAXIS Slim オールカントリーやS&P500、楽天・オールカントリーといったインデックスファンドを、コツコツと積み立て続けることです。
- 皆が意気消沈している下落相場で果敢に追加投資する
- 相場が下落しているときは、多くの人が投資を控える傾向にありますが、実はそのタイミングこそが追加投資の好機です。安く買うことで、長期的には利益を得やすくなります。
株価好調な時ほど「暴落しても安心して保有できる銘柄」を選ぶ重要性
株価が好調な時期、リスクを取って一発で大儲けを狙いたくなるのは自然な感情です。しかし、投資において長期的な成功を収めるには、常に冷静で謙虚な姿勢を保つことが重要です。
ジョン・C・ボーグル氏が説く「航路を守る」投資の重要性
インデックスファンドの生みの親であるジョン・C・ボーグル氏は、繰り返し「航路を守る」ことの大切さを説いています。株式市場には常にリスクが伴い、一瞬の油断が命取りになることがあるからです。そのため、どんな時でも計画を崩さずに、リスクをコントロールしながら投資を続けることが求められます。
好調な相場が続くときの落とし穴
好調な相場が続くと、一部の投資家がリスクを取って大成功を収めるケースもあります。その結果、ブログやSNSでその成功が大々的に取り上げられ、「自分も」と感じてリスクの高い投資に手を出す人が増えることがあります。
しかし、こうした成功の裏には、大きな損失を出して市場から退場してしまった人が数多く存在します。多くの場合、損をした人たちはひっそりと姿を消し、メディアやSNSで取り上げられることも少ないため、そのリスクが過小評価されがちです。
長期投資で守るべきポイント
株価が好調なときこそ、「暴落しても安心して保有できる銘柄」を選ぶことが大切です。具体的には、インデックスファンドや堅実な企業の株式を選び、長期的な視点で保有し続けることが重要です。
市場が好調だからといって、無理にリスクを取るのではなく、自分の投資方針を守り抜くことが、長期的に見て最も賢明な戦略です。
eMAXIS SlimオルカンやS&P500などのインデックス投信が最適な理由
相場が好調な時ほど、油断せずに「今すぐ暴落が来ても保有し続けられる」銘柄に絞ることが重要です。特に、初心者や一般的な投資家にとっては、このような状況で適切な選択肢を持つことが長期的な成功につながります。
インデックスファンドは堅実な選択肢
暴落時にも耐えられる銘柄は実際には限られており、特に普通の忍耐力しか持たない人にとっては、eMAXIS SlimオールカントリーやS&P500、楽天・オールカントリーといった低コストインデックスファンドが最適です。これらのファンドは、分散投資が効いているため、相対的にリスクを抑えながら長期的に成長を期待できます。
インデックスファンドでも暴落リスクは存在する
ただし、人気の「オルカン」や「S&P500」も株式100%の商品であり、大きな市場ショックが発生すれば、一時的に20%〜50%程度の下落は避けられません。リーマンショックやコロナショックのような大暴落時には、どんなに優れたインデックスファンドでも大きな影響を受ける可能性があります。
一方、個別株であれば銘柄選びを誤ると、80%〜90%の大幅な下落を経験することもあります。このようなリスクを避けるためにも、広く分散されたインデックスファンドは初心者にとって安定した選択肢となるのです。
暴落に備えるために今できること
「暴落が来たときにどうするか」を考えるのは、暴落が起きてからでは遅すぎます。相場が好調なうちに、自分のポートフォリオが今すぐ暴落が来ても問題ない体制になっているかを確認し、必要であればリバランスを検討しましょう。
個別株投資はリスクも大きいが爆発力も魅力的
個別株投資には、インデックス投資にはない「株式投資の醍醐味」とも言える面白さがあります。自分で銘柄を選ぶ楽しさや、投資した企業が成長していく様子を見守る喜び、そして資産が急速に増える可能性は、個別株ならではの魅力です。
個別株投資のリスクとリターン
しかし、どれだけ時間をかけて調査し、慎重に選んだ銘柄でも、全てが期待通りに成長するわけではありません。投資が上手な人でも、「10銘柄に投資すれば2つか3つは損をする」と言われています。
それでも、個別株の魅力はその爆発力にあります。たとえ数銘柄で損失が出ても、残りの中に1つでも大きく成長する「大当たり」銘柄があれば、その利益で他の損失を十分に補うことができるのです。このような大きなリターンが得られる可能性は、個別株投資ならではの特徴です。
個別株投資に必要なスキルと忍耐力
とはいえ、個別株で成功するためには、相当な分析力と忍耐力が求められます。企業の業績や将来性を見極める力、そして短期的な価格変動に左右されずに長期的な視点で投資を続ける忍耐が必要です。
個別株は下落相場で狙うべき—好調な相場ではインデックス投資が安定
個別株を買うタイミングとしては、暴落時や下落相場の方が相対的に安全だと言えます。これは、相場が大きく下落すると、本来の価値よりも大幅に安く取引される優良株が出てくるためです。
下落相場での個別株の魅力
暴落時には、「明らかにこれは値付けが間違っている」と感じるような銘柄が市場に現れることがあります。著名投資家のウォーレン・バフェットも強調するように、暴落時こそが「本質的価値より安く買うチャンス」です。こうした銘柄を見つけ、適切に投資することで、長期的に大きなリターンを得る可能性が高まります。
好調な相場ではインデックス投資が賢明
一方、相場が好調なときは、S&P500などの主要インデックスファンドでも十分な利益が期待できます。こうしたインデックスは、幅広く分散された銘柄に投資しており、相場全体が上昇している時期には安定したリターンを提供します。このため、好調な相場で個別株を選び、それをインデックス以上に安定して上回るリターンを得るのは難しいでしょう。
インデックス投資におすすめのネット証券会社!
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マネックス証券|無料クレジットカードと積み立て還元
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まとめ 株価好調時こそリスク管理を徹底し、航路を守る
株価が好調な時こそ、自分のポートフォリオが過度にリスクを取っていないか慎重に見直すことが重要です。多くの投資家は、好調な相場に引きずられて、無意識にリスクを増やしてしまうことがあります。
ボーグル氏の教え—長期投資では「航路を守る」ことが最優先
インデックスファンドの生みの親であるジョン・C・ボーグル氏は、常に「航路を守る」ことの重要性を強調しています。長期投資において成功するためには、一時的な市場の変動に振り回されず、計画通りに投資を続けることが何よりも大切です。
市場が好調であっても、自分の投資方針を見失わず、リスク管理を徹底することで、長期的に安定したリターンを得ることができるでしょう。