fonfun【2323】2025年3月期 第3四半期決算解説!DXで売上2.4倍!

こんにちは。今回は、2025年3月期 第3四半期決算を発表した注目企業fonfun【2323】の最新情報をお届けします。

「クラウド」と「DX」、両輪で急拡大するテック企業——fonfunの再出発が始まっています。
創業来初となる配当発表、5件のM&A、そして前年比+170%の売上高。
「SMS送信の会社」というイメージを超えて、今まさに企業変革の最中にあるのがfonfunです。

fonfunに関する詳細な企業の解説は別の記事で行なっていますので、まだ読んでない方は、まずは下記を読んでください。

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目次

DX需要を追い風に、2事業とも高成長を記録

2025年3月期 第3四半期の累計実績では、DX需要の急拡大とSaaSプロダクトの拡充を背景に、両セグメントで2桁〜3桁成長を記録。

国内経済は緩やかな回復基調にある一方、海外経済の不確実性や人件費上昇が引き続きリスク要因。
その中で同社は「社会のスマート化をテクノロジーで支える」というミッションのもと、クラウド事業とDX事業の両輪による成長路線を強化しました。

2025年3月期 第3四半期 決算説明資料

最新決算のポイントをギュッとまとめると、以下のようになります。

項目金額(百万円)前年同期比
売上高857+70.4%
営業利益89+74.4%
経常利益106+54.6%
四半期純利益76-31.1%
ROE(実績)17.34%+7.03(前年:10.31%)
ナスダックくん

伸び率の背景は“セグメント再構成”+“M&Aの成果”にありそうなのだ!

📊 セグメント別の成長ハイライト

それではもう少し具体的に、詳細を見ていきましょう。

2025年3月期 第3四半期 決算説明資料

✅ クラウドソリューション事業(SaaS)

  • 売上高:559百万円(前年同期比+34.4%)
  • セグメント利益:182百万円(同+80.7%)

「バンソウSMS」「リモートメール」など既存サービスに加え、「CallConnect(クラウド電話)」「れすだく(日次決算SaaS)」など、M&Aで獲得した新SaaS群が寄与

安定収益型サービスを多数保有しており、今後もストック型収益が着実に積み上がることが期待されます

✅ DXソリューション事業

  • 売上高:298百万円(前年同期比+242.1%)
  • セグメント利益:49百万円(同+53.9%)

「2025年の崖」への対応を意識した、レガシーシステム脱却支援や技術者派遣を中心としたプロジェクト型のDX支援が急増

企業の本格的なシステム刷新需要を背景に、実需のある成長ドライバー事業として存在感を増しています。

M&Aで事業を“非連続に拡大”させる戦略

fonfunは、直近で以下の5件のM&Aを実行
どれもスモールチームながら高いEBITDAを生み出す「プロダクト or 人材」型の事業です。

M&A先主力事業EBITDA人材数コメント
selfreeクラウド電話89百万円2名高収益/スリム構造
ゼロワンノーコードSaaS10百万円1名個人事業の技術を法人化
グルーコード技術派遣70百万円40名DX基盤

買収後も、黒字を維持し、のれん償却を加味しても業績への正の寄与が明確です。
単なる「規模の拡大」ではなく、「質を伴った拡張」である点が投資家には安心材料となるでしょう。

ナスダックくん

数字だけでなく、「チームの厚み」も強化している点が◎

💰 財務状況のポイント

財務状況について、以下にまとめました。

指標増減内容
総資産+1,172百万円M&Aによるのれん+顧客関連資産の増加が主因
負債+935百万円長期借入金の増加(M&Aファイナンスによる)
純資産+237百万円資本金・準備金・利益剰余金の積み上げによる増加

特に、のれん:+910百万円、長期借入金:+662百万円といったM&A関連項目が大きく動いており、「買収による成長投資」を積極化した決算であることが読み取れます。

💴 初の配当と、ROE17.3%の資本効率改善

注目すべきは、創業来初となる記念配当(3.0円/株)です
資本政策の転換とも言える動きで、今後の継続配当 or 配当性向目標
の提示に期待がかかります。

また、ROEも、

  • 2023年3月期:3.24%
  • 2024年3月期:10.31%
  • 今期(実績):17.34%

と大幅に改善しており、「収益性 × 資本効率」を両立したフェーズに入っていることが読み取れます。

データより筆者作成

fonfunのROE(自己資本利益率)は、2020年時点で0.75%という低水準にとどまっていましたが、
コロナ禍を経て黒字転換した2023年以降、劇的に改善しています。

2年間でROEは2.5倍以上に上昇しており、
売上成長だけでなく、収益性と資本効率を同時に高める“体質改善”が進んでいることが分かります。

これは、投資家にとって「稼ぐ力」と「資本を活かす力」の両面が備わった企業であるという重要な証拠です。

🎯 まとめ fonfun最新決算

「SMSの会社」から「社会をスマートにするDX・クラウド企業」へ。
数字の裏にある再出発の構造を持つfonfunは、今後の成長ステージを見据えた面白い銘柄として注目されます。
今後は配当方針の明文化や人的資本開示の深化など、IR価値のさらなる強化にも期待がかかります。

投資家向けに見どころポイントをまとめると以下のようになります。

注目ポイント内容
成長性売上高・利益・ROEのすべてが2桁成長
安定性SaaS事業が利益体質を支える
信頼性M&Aの効果や還元方針まで丁寧に開示
戦略性セグメント再編と人材拡充で長期戦略を明示

🗓 次の注目イベント:2025年3月期 通期決算(5月予定)

ここでさらなる成長アピールが出れば、投資家の注目度は一気に上がるでしょう。

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ

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