信用取引入門!初心者が知っておきたい必須用語と取引手法 信用取引のメリットとデメリットは?

株の取引では、通常の取引のほかに「信用取引」と呼ばれる方法があります。

信用取引は元手より大きな金額の取引をしやすいのが特徴です。

証券会社による口座開設キャンペーンも目立つので、言葉だけは見たことがある人も多いのではないでしょうか?

一方で信用取引はリスクの高い取引ともいわれます。

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そこで今回は、これから投資や資産運用を始めたいと考えているあなたのために、「信用取引」についてわかりやすく解説いたします。

目次

信用取引とは?

信用取引は、株式や商品などの金融商品を取引する際に使用される取引方法の一つです。

信用取引では、投資家は自分の資金を使わずに証券会社から借り入れをし、その借り入れた資金を使って取引を行います。

現金や株式がなくても取引可能

信用取引では、投資家は借り入れた資金を使って株式や商品を売買することができます。

投資家が株価や商品価格の上昇を予想して買い注文を出した場合、価格が上昇した時点で売却し、その利益を得ることができます。
逆に、投資家が株価や商品価格の下降を予想して売り注文を出した場合、価格が下落した時点で買い戻して利益を得ることができます。

信用取引の特徴は、自分の資金を使わずに取引ができることです。

ただし、借り入れた資金は返済しなければならないため、投資結果が悪くなった場合には損失が拡大する可能性もあります。また、証券会社は借り入れた資金に対して利子を要求することもあります。

現物取引に比べハイリスク・ハイリターンな取引

初心者の方にとっては、信用取引はリスクが高い取引方法と言えます。

信用取引には現物取引にはないメリットがありますが、相場の予想が外れた場合、差入れた担保以上の支払いが必要になる危険性があり、現物取引に比べハイリスク・ハイリターンな取引といえます。

株価や商品価格の予測が難しく、予想と異なる動きをすることもあります。そのため、信用取引を行う際には投資に関する知識や情報収集が重要です。また、証券会社の取引ルールや手数料なども事前に確認しておくことが大切です。

信用取引は、投資家にとってはポテンシャルのある取引方法ですが、十分な知識と経験が必要となるため、初心者の方には慎重に取り組むことをおすすめします。投資はリスクを伴うものであるため、自分の財務状況やリスク許容度に合わせて検討し、適切な判断をすることが重要です。

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信用取引のメリット・デメリット

ここでは信用取引のメリットとデメリットを解説いたします。

信用取引のメリット

現物取引にはないいくつかのメリットがあります。以下にいくつかの主なメリットを挙げます。

  1. レバレッジ効果
    信用取引では、証券会社から借り入れた資金を使って取引を行うため、自分の投資資金を増やすことができます。これにより、小さな資金で大きな取引を行うことができるため、投資利益のポテンシャルが高まります。ただし、レバレッジはリスクも伴うため、慎重に取引する必要があります。
  2. ショート売り
    信用取引では、株価や商品価格の下落を予想して売り注文を出すことができます。このショート売りと呼ばれる取引手法により、市場の下落局面でも利益を上げることができます。現物取引では、保有していない株式や商品を売ることはできません。
  3. 資金の有効活用
    現物取引では、資金は一度に1つの銘柄や商品にしか使えません。しかし、信用取引では借り入れた資金を使って複数の銘柄や商品を取引することができます。これにより、資金の有効活用が可能となります。
  4. 短期取引の機会
    信用取引は一定の期間で借り入れを行うため、短期的なトレードやスイングトレードに適しています。現物取引では銘柄を保有する期間が長くなる場合がありますが、信用取引では期間を柔軟に調整することができます。

これらは信用取引の主なメリットの一部ですが、同時にリスクも伴います。信用取引においては借り入れた資金を返済しなければならないため、投資結果が悪化した場合には損失が拡大する可能性もあります。リスクとメリットをよく理解し、適切な投資戦略を構築することが重要です。また、信用取引を行う前に証券会社のルールや手数料を確認し、自分の投資目的やリスク許容度に合った取引を行うことをおすすめします。

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信用取引のデメリット

信用取引にはいくつかのデメリットも存在します。以下に代表的なデメリットをいくつか挙げます。

  1. レバレッジリスク
    信用取引では、借り入れた資金を使って取引を行うため、投資元本以上の損失を被る可能性があります。値動きが予想と逆になった場合や市場の急激な変動があった場合、損失が急速に拡大することがあります。レバレッジの利用は、リターンのポテンシャルが高まる一方でリスクも増大することを理解しておく必要があります。
  2. 利子負担
    信用取引では、借り入れた資金に対して利子を支払う必要があります。利子は通常、借り入れた金額と借入期間に基づいて計算されます。長期間にわたる借入や高金利の場合、利子負担が大きくなる可能性があります。利子負担を考慮し、投資利益がそれを上回るような計算をする必要があります。
  3. 追加証拠金要求
    信用取引では、株価や商品価格の変動に応じて証券会社が追加の証拠金を要求することがあります。
    株価の下落などにより証拠金が不足した場合、証券会社から追加の資金を入金する必要があります。証拠金の不足により追加の資金を出せない場合、証券会社によってはポジションを強制的に決済される可能性があります。
  4. リスク管理の難しさ
    信用取引では、借り入れた資金を使って取引を行うため、リスク管理が重要となります。予想外の市場の変動や個別の銘柄リスクによって損失が発生する可能性があります。適切なリスク管理手法や投資戦略を持つことが重要ですが、それには投資に関する知識や経験が必要です。

これらのデメリットにもかかわらず、信用取引は投資利益のポテンシャルを高める機会を提供しています。

しかし、初心者の方にとってはリスクが高い取引方法と言えるため、慎重に取り組むことが重要です。投資においては、自分の財務状況やリスク許容度に合わせて慎重な判断をすることが必要です。

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まとめ 信用取引

いかがでしたでしょうか?

信用取引は、株式や商品などの金融商品を取引する際に使用される方法であり、自分の資金を使わずに証券会社から借り入れた資金を使って取引ということがわかりましたね。

信用取引のメリットとしては、レバレッジ効果により小さな資金で大きな取引が可能になることや、ショート売りによって下落相場でも利益を上げることができる点が挙げられます。

一方で、レバレッジリスクによる損失拡大や利子負担、追加証拠金要求などデメリットも大きいです。リスク管理の難しさにも注意が必要です。

信用取引を始める前には、投資に関する基礎知識を学び、証券会社のルールや手数料を確認することが重要です。また、自分の投資目的やリスク許容度に合わせた戦略を構築しましょう。

リスクを理解し、慎重に取り組むことが大切です。投資は予測不可能な要素も含まれるため、情報収集やリスク管理をしっかり行い、自己責任で取引に臨みましょう。

信用取引はポテンシャルのある取引方法ですが、リスクも高いため、慎重に取り組むことが重要です。投資に関する知識の習得と経験の積み重ねを通じて、安全かつ効果的な取引を行いましょう。

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ
「テクノロジー×教育の研究開発」を事業の基盤に、現在は金融教育サービス事業「Moneychat(http://moneychat.life/)」の企画と開発を進める。

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