『ちいかわぽけっと』のリリースで株価爆増!?ちいかわはサイバーエージェントの株価と未来をどう動かすか?(後編)

ちいポケ」は、人気漫画『ちいかわ』を原作としたスマートフォン向けゲームアプリ『ちいかわぽけっと』の略称です。

前回は、サイバーエージェントの取り組みや、『ちいかわぽけっと』の売上予想やその影響、ユーザー層等について定性的な分析を中心に解説をいたしました。まだ読んでない方は、ぜひ前編から目を通して下さい。

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『ちいかわぽけっと』のリリースで株価爆増!?ちいかわはサイバーエージェントの株価と未来をどう動か... 「ちいポケ」は、人気漫画『ちいかわ』を原作としたスマートフォン向けゲームアプリ『ちいかわぽけっと』の略称です。このアプリは、サイバーエージェントの連結子会社...

今回は、ちいかわぽけっと分析後半として、より定量的な分析と株価予想や目標株価等について算出し、わかりやすく解説したいと思います。かなり大変な作業ですが、がんばります🔥

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目次

過去の株価パターンを分析

まずは、『ウマ娘』や『呪術廻戦ファントムパレード』のリリースがどのように株価に影響したかを分析し、比較していきましょう。以下の表は、前編でより詳しく触れていますが、一旦おさらいです。

ウマ娘呪術廻戦
ファントムパレード
ちいポケ
リリース日2021年2月24日2023年11月21日2025年春予定
ダウンロード数総計2200万(2025年1月現在)600万(国内 2025年1月現在)
プレイヤー数は全世界で1500万人
事前登録者数60万人国内版: 150万人
グローバル版: 500万人
90万人(2025年1月現在)
事前登録開始日2018年3月25日2021年12月20日2024年8月10日
累計売上約3790億円(2024年)約157億円
リリース後1ヶ月のダウンロード数(初動)215万160万
リリース後1ヶ月の売上(初動)約134億円約28億円
リリース後1ヶ月の一人頭平均課金額約6233円約1750円
ユーザー属性男性78%、女性24%。
25-34歳の層がトップで、次に多い19-24歳の層と合わせると全体の70%参考

ペルソナを見ると、「コアゲーマー」(戦略的でハイアクションなモバイルゲームをする人たち)や「PCゲーマー」からの支持が高い。一方、アプリのエンゲージメントでは、実際の競馬ファンからの支持が見える。

若いゲームファンに偏り
Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると、同作の2024年第2四半期における主な年齢分布は、18歳から24歳が22%、25歳から34歳が23%、35歳から44歳が36%と幅広い層に分布。

幅広い年齢層から支持
アプリはリリース前のため「ちいかわ」のアニメのユーザー属性について🔽

「ちいかわ」は男女比が1:3とゆるキャラの中では男性比率が高め

20代・30代・40代の年代構成比が高く特に未婚者からの人気が高い

「イベント・グッズ購入」「マンガの購入」は特徴値が2.0pt以上と極めて高く、好きな作品そのものやグッズをよく購入するという推し活的な支出傾向がうかがえる・

また、「ゲームアプリへの課金」「動画サービスへの課金」「ライブ・コンサートの鑑賞」「映画の鑑賞」も特徴値が1.5ptを上回っており、おうち時間・外出ともにエンタメに多く支出する傾向もある。(参考

ちいかわファンは、2次元キャラクターへの興味・関心が高く、推し活支出を惜しまない傾向にある
筆者作成

「ウマ娘」「呪術廻戦」リリース時の株価への影響

株の動きの基本的な考え方として、

短期的には話題性、中長期的には業績がモノを言う

というものがあります。ゲームのリリースは、その期待感からリリース前後に株価が変動することが多いです。

ちいかわぽけっとがリリースされることで株価に影響を与える可能性があるため、過去のゲームリリース時の株価変動を確認しておきます。

TradingView
TradingView

左図を見てみます。下部の青い線は、営業利益を示していますが、営業利益の形と株価の形がそれなりに相関があります。

ウマ娘リリース前後の株価変動 約110%

  • 2020年4月の終値 1,135円 → 2021年6月の終値 2,385円(過去最高高値)
  • 出来高は50M~120Mの範囲で安定
  • ウマ娘の成功がサイバーエージェントの株価を大きく押し上げたことが確認できる。

呪術廻戦 ファントムパレードのリリース前後の株価変動 約42%

  • 2023年10月の終値 789円 → 2024年3月の終値 1,125円
  • 出来高は 140M~279Mへ増加
    • おそらくウマ娘で株価が大きく上昇した経験から、呪術廻戦リリース前後での出来高が急激に上昇した可能性がある。
  • リリース直後の売上増加が株価を押し上げたと推測される。

ウマ娘と呪術廻戦と影響の違い

サイバーエージェントが手掛けた「ウマ娘 プリティーダービー」は、リリース後の株価が約110%上昇(1,135円 → 2,385円)し、同社の業績に大きく貢献しました。一方で、「呪術廻戦 ファントムパレード」はリリース後42%の上昇(789円 → 1,125円)にとどまり、株価のインパクトがウマ娘と比べると比較的限定的でした。

これについては、ウマ娘と呪術廻戦の株価変動の違いは、ゲームの収益モデル、ユーザー層、市場環境、競争環境、企業戦略の違いによるものが大きいと言えます。

  • ウマ娘長期的な高額課金モデル競技性によって、持続的な売上成長を実現。
  • 呪術廻戦キャラクターゲームとしての収益モデルがライトユーザー寄りで、短期間の売上にとどまった。
  • 市場環境の違い(ウマ娘はコロナ禍のゲーム需要があった)と、企業の成長戦略の影響により、ウマ娘はゲーム事業全体の成長ドライバーと認識され、株価が大きく上昇。
  • 逆に、呪術廻戦は単発のIPゲームとして評価され、株価の上昇幅が限定的になった。

前半でも解説をしていますが、ウマ娘の成功の大きな要因の一つは、継続的な課金を促すゲームシステムにありました。

  • キャラクター育成システム
    • プレイヤーは競走馬の育成を繰り返し行う必要があり、強いキャラを入手するたびにリソース(アイテム、サポートカード)が必要になる。
    • 強いキャラクターの獲得だけでなく、最適な育成には高額課金が必要な設計。
  • ガチャの需要
    • サポートカードというガチャシステムがゲームの勝敗に大きく影響。
    • 上位層は高額課金が必須となるバランスのため、課金の天井が非常に高い。

この結果、一人当たりの課金額(ARPPU)は約6,233円と非常に高く、長期的な売上成長をもたらしました。

一方で、呪術廻戦 ファントムパレードの課金構造は、ウマ娘とは異なるシンプルなキャラクター収集型です。

  • ガチャの影響度が限定的
    • キャラクターガチャはあるが、戦略性が低く、一度強キャラを手に入れると追加課金のインセンティブが減少
    • 育成要素はあるが、ウマ娘ほどの「繰り返しプレイを促すシステム」ではない。
  • 課金プレッシャーが低い
    • ウマ娘と比較して、キャラの強化に必要な追加リソースが少なく、ライトユーザーでも十分楽しめる設計。
    • そのため、一人当たりの課金額(ARPPU)は約1,750円と低い(低いというよりは、一般的な過金額)。

この違いが、リリース初月の売上に大きく影響し、ウマ娘の134億円に対し、呪術廻戦は28億円にとどまったのでしょう。

また、ユーザー層の違いやコロナの市場環境等も影響しており、特にコロナ後はゲーム市場が鈍化していることもあるため、少なからず影響は受けているものと考えることができます。詳しくは前半の記事を読んでください。

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株価予想のための指標

株価を予測するためには、企業の財務データや市場環境、過去の株価推移など、さまざまな指標を分析する必要があります。一つずつ丁寧に解説いたします。

サイバーエージェントの最新財務データ

サイバーエージェントの株価に影響を与える重要な財務指標として、以下の要素が挙げられます。

発行済株式数 506,430,400株(2025年1月現在)

発行済株式数とは、企業が市場に流通させている株式の総数を指します。EPS(1株当たりの純利益)を計算する際に使用され、株価の適正な水準を測る基準となります。

  • サイバーエージェントの発行済株式数: 506,430,400株
  • 株価算出の際、純利益をこの株式数で割ることでEPSが求められ、投資判断の基準となります。

PER(株価収益率) 28.08倍

PER(Price Earnings Ratio)は、企業の収益力を測る重要な指標で、株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍で取引されているかを示します。

  • 計算式: PER = 株価 ÷ EPS
  • 意味: PERが高いほど、市場がその企業の成長を期待していることを意味し、逆に低いと割安と判断されることがあります。
  • サイバーエージェントの直近PER: 28.08倍(会社予想)
  • ちいかわぽけっとが利益を生み出し、EPSが上昇すれば、PERの影響で株価が上昇する可能性があります。

PBR(株価純資産倍率) 3.77倍

PBR(Price Book-value Ratio)は、株価が1株あたり純資産(BPS)の何倍で取引されているかを示す指標です。

  • 計算式: PBR = 株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)
  • 意味: PBRが高いほど、企業の市場価値が資産価値を上回っていることを示し、投資家の期待が反映されていると考えられます。
  • サイバーエージェントの直近PBR: 3.77倍
  • ちいかわぽけっとが成功すれば、企業の純資産が増加し、PBRの上昇につながる可能性があります。

ROE(自己資本利益率) 10.70%

ROE(Return on Equity)は、企業の自己資本に対する利益の割合を示す指標で、企業の収益性を評価する際に用いられます。

  • 計算式: ROE = 純利益 ÷ 自己資本 × 100%
  • 意味: ROEが高いほど、企業は株主資本を効率的に活用して利益を生み出していることを示します。
  • サイバーエージェントの直近ROE: 10.70%
  • ちいかわぽけっとの収益が加われば、ROEが上昇し、投資家からの評価も高まる可能性があります。

フリーキャッシュフロー(FCF) 1,490億円

フリーキャッシュフロー(FCF)は、企業が自由に使える資金の額を示す指標で、企業の財務健全性を評価する際に用いられます。

  • 意味: FCFが多い企業は、事業投資や株主還元が積極的に行えるため、株価上昇の要因となります。
  • サイバーエージェントの直近FCF: 1,490億円
  • ちいかわぽけっとのリリースによる収益増加が、FCFの増加につながるかどうかがポイントです。

2. モバイルゲーム市場の成長と競争環境

ちいかわぽけっとが成功するかどうかを判断するには、市場環境の分析も重要です。そこで、モバイルゲーム市場の成長性を見ていきます。

日本および世界のモバイルゲーム市場の成長率

  • 2024年上半期の日本のモバイルゲームダウンロード数は、前年同期比2.5%増の3億2000万件。
  • ゲーム市場はコロナ禍後に減速したものの、今後は年平均5%で成長し、2028年に2,660億ドル規模へ拡大する見込み。
  • 世界のモバイルアプリ市場は2030年までに410億USドルに成長すると予測。

これらのデータから、モバイルゲーム市場は成熟段階にありながらも、今後も安定成長が期待できることがわかります。

競争環境とちいかわぽけっとのポジション

  • 日本のスマホアプリ市場は2022年に約1.24兆円規模で、前年から縮小している点は留意が必要。
  • 一方で、世界全体では消費支出が前年比19%増加しており、特にIPゲームの影響力が強まっている。

ちいかわぽけっとは、ウマ娘や呪術廻戦のような強力なIPタイトルと同じ土俵で戦うことになるため、ユーザーの獲得戦略が重要になります。

3. サイバーエージェントの株価推移と過去のトレンド

ちいかわぽけっとがリリースされることで株価に影響を与える可能性があります。過去のゲームリリース時の株価変動以外にも、最近の株価トレンドについてみておく必要があります。

直近のサイバーエージェントの株価トレンド

  • 現在の株価(2025年1月31日): 約1,021円
  • 移動平均線を上抜けし、上昇トレンド
  • 呪術廻戦 ファントムパレードリリース前の789円から上昇を継続中
  • ちいかわぽけっとの期待がすでに株価に織り込まれつつある可能性があるしかし、SNSでの反応は薄めなので、まだ話題に上がっていない可能性もある?

結論 「ちいかわぽけっと」と株価予想 1,500円〜2,000円?

ここまでいろんなデータを解説してきましたが、結論として、サイバーエージェントの「ちいかわぽけっと」は株価にどのように影響するのかを算出して終わりにいたします。

重要なのは以下の5つです。

  1. 収益モデルの評価
  2. ターゲットユーザーの違い
  3. 市場環境と競争優位性
  4. 投資家の期待と株価インパクト
  5. 理論株価の予測シナリオ

1. 収益モデルの評価

「ちいかわぽけっと」の収益モデルが、ウマ娘のような長期的・高額課金モデルなのか、呪術廻戦のような短期的・ライト課金モデルなのかを分析することが重要です。

「ちいかわぽけっと」の課金モデル予測をそれぞれのパターンで行いました。

  • ウマ娘型(長期・高ARPPU)
    • キャラ育成や競技性の強いガチャ・アイテム課金でリテンションを高める。
    • 上位プレイヤーが継続的に課金し続ける構造。
    • リリース後の持続的な収益が期待できる。
  • 呪術廻戦型(短期・低ARPPU)
    • 「ちいかわ」の可愛い世界観に合わせた、ライト層向けの低額課金。
    • 衣装や装飾アイテム課金が中心になり、競技性が低いため継続課金のインセンティブが弱い。
    • 初動の売上は高いが、収益の持続力は低い可能性がある。

また、事前登録者数と過去のIPゲーム実績から、「ちいかわぽけっと」の初月・年間売上の予測を行いました。こちらも前半記事で詳しく解説しています。

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売上のベンチマーク

  • ウマ娘: 初月 134億円 / 1年間 3,790億円
  • 呪術廻戦: 初月 28億円 / 1年間 157億円
  • ちいかわぽけっと: 予測
    • 初月: 2億~36億円
    • 年間: 480億~3,600億円
    • (ARPPU: 2,000~6,000円、課金率: 20~60%

「ちいかわぽけっと」は「ウマ娘」よりはライトユーザー寄りのため、売上の持続性が未知数です。ただし、「呪術廻戦」のようなキャラ収集型よりも「推し活」需要があるため、課金率は呪術廻戦より高くなる可能性があります。

2. ターゲットユーザーの違いとゲーム課金との相性

ちいかわのユーザー層は以下の通りです。

  • 男女比: 1:3(女性ユーザーが多い)
  • 年齢層: 20~40代が中心
  • 消費行動:
    • 「推し活消費」が強く、キャラグッズやイベントへの支出が多い。
    • ただし、「ゲーム課金」への支出傾向はウマ娘やコアゲーマー向けタイトルよりも低い。

このターゲット層とゲーム課金との相性は以下のように考えることができます。

  • ウマ娘: コアゲーマー(戦略性+競争要素)
    高額課金に耐性あり
  • 呪術廻戦: アニメファン(キャラ収集+ストーリー)
    単発の課金に終わりやすい
  • ちいかわ: 推し活ファン(キャラ消費+グッズ)
    限定アイテム・イベント課金が強い

「ちいかわぽけっと」は、推し活文化を活かした長期的な収益モデルを構築できるかが鍵です。単なるキャラ収集型にすると呪術廻戦と同様の課題(低ARPPU)に陥る可能性があります。

3. 市場環境と競争優位性

モバイルゲーム市場の成長率は2024年で+5%成長(前年比)です。

コロナ禍と比べると、市場全体は成熟フェーズに入り、新規IPタイトルが成長しにくい状況であると言えます。

また、競合タイトルも複数あり、

  • 「FFVII Ever Crisis」「ハイキュー!! TOUCH THE DREAM」など、2025年のIPゲーム市場は激戦区。
  • 「ちいかわぽけっと」が差別化できなければ、市場の注目度が低下するリスク。

ただし、「ちいかわ」はSNSマーケティングが強いため、バズが起きれば大きな流入が見込めるでしょう。「ウマ娘」のように定期イベントで課金促進できれば、長期的な売上維持が可能かと思います。

4. 株価予想 ――投資家の期待と株価インパクト

最後に具体的な株価の予想です。

ウマ娘呪術廻戦ちいポケ(予想)
事前登録数60万人150万人90万人
初月売上約134億円約28億円2億~36億円
1年間売上約3,790億円約157億円480億~3,600億円
株価上昇率約110%(1,135円 → 2,385円)約42%(789円 → 1,125円)30%~80% の可能性
予想株価2,000円~3,000円1,200円~1,500円1,500円~2,000円

成功すれば「ウマ娘並みのインパクト」で 1,500円から2,000円上昇 が見込めると思います。

短期的にはリリース前後に1,500円~2,000円への上昇を想定ができ、売上の推移次第で2,000円超えも長期的には視野に入ると思います。

ただし、リスクもあり、

  • 「材料出尽くし」リスク
    • 期待先行で株価が上昇し、実際の売上が期待値を下回ると反落の可能性。
  • 競合の影響
    • 他のIPゲームがヒットすれば、「ちいかわぽけっと」の相対的価値が低下。
  • 何度かヒットを出していると一作品の影響が弱まる
    • 過去にウマ娘や呪術廻戦のようなヒット作を出しており、その他にもゲーム開発をしているため、過去作を超えるほどの株価インパクトは期待できない可能性が高い

まとめ:サイバーエージェントと「ちいかわぽけっと」の株価予想

サイバーエージェント(CA)は、ゲーム・広告・メディアの3事業を柱とする企業ですが、「ちいかわぽけっと」のリリースはゲーム事業の成長ドライバーとなる可能性があります。ウマ娘のような長期的な高額課金モデルを構築できるかが株価上昇の鍵となる一方で、呪術廻戦のように短期的な売上にとどまるリスクも抱えています。

総合評価:短期的にはポジティブ(中長期では成長戦略次第 しかしウマ娘は超えない?)

現現時点では、「ちいかわぽけっと」への市場期待が高く、リリース前後の株価は上昇基調と予想されます。
ただし、売上の持続性や課金モデルの設計次第では、「材料出尽くし」による株価の調整リスクもあるため、中長期での動向が重要となります。

目標株価:1,500円~2,000円(売上・課金モデル次第で変動)

今後の注目ポイント

  1. リリース後1ヶ月の売上データ
    • 初月売上が50億円を超えれば、2,000円超えも視野。
    • 20億円未満なら、市場の期待を下回り株価調整の可能性。
  2. 課金モデル(長期or短期)
    • ウマ娘型(高ARPPU+イベント施策)なら中長期で成長期待
    • 呪術廻戦型(キャラ収集のみ)なら、初動後の売上が鈍化し株価上昇も限定的
  3. 市場環境と競争
    • 2025年のIPゲーム市場は競争が激しく、他のタイトル(FFVII Ever Crisisなど)との比較が必要。
    • 競争に勝てる運営戦略が鍵となる。ただ、ちいかわはその他IPと別の畑・ターゲット層という印象なので、競合の影響はそこまで強くない可能性も。
  4. 広告・メディア事業への波及効果
    • Abemaとのコラボや、広告収益の向上が期待される。

「ちいかわぽけっと」の長期的な成功戦略が確立できれば、サイバーエージェントの株価は2,500円を超える可能性も十分にあると思います。

一方で、課金設計や競争環境によっては1,500円前後の横ばい推移も想定されるため、リリース後のデータに注目が集まります。

少しでも皆さんの投資活動の参考になれば幸いです。

なにか質問や意見がある方は、ぜひ弊コミュニティでお会いしましょう!

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ代表取締役。
情報経営イノベーション専門職大学客員教授。
エストニアの国立大学タリン工科大学物理学修士修了。

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