「株のプロ」のアドバイスを鵜呑みにするべきでない３つの理由

こんにちは！

株式投資を始めたい！思ってプロの方に話を聞くことはよくあることかと思います。

しかし、「株のプロ」のアドバイスを鵜呑みにするべきではありません。なぜならその話を聞いても、科学的な実証でほぼ役に立たないことが示されているからです。

金融の世界では、「アドバイスに従えば従うほど損をすることがある」というのが一般的な常識です。

そこで、今回は、株のプロ」のアドバイスを鵜呑みにするべきでない３つの理由について紹介いたします。

moomoo証券は米国株に関する情報を迅速かつ効率的に提供する高性能アプリです。プロ投資家が利用するようなツールを試してみたい方は、moomoo証券のiOSアプリまたはAndroidアプリをぜひ試してみてください。

1. 「機関投資家」のアドバイスは信じなくてもいい？

まず、私たちは「機関投資家」と呼ばれるプロの投資家の言葉を鵜呑みにする必要はありません。なぜなら、こうしたプロのファンドマネージャーが市場平均に対して十分な成績を上げられないという証拠が多く存在するからです。

たとえば、2016年のSPIVA U.S. Scorecardによると、大型株アクティブファンドの約9割が市場平均に勝てないことが示されました。

この研究は米国のものですが、同様の結果が日本でも報告されています。つまり、日本の機関投資家の多くも市場平均に勝てないのが実情です。そのため、基本的には機関投資家のアドバイスを盲目的に信じる必要はないでしょう。

2. 「アナリスト」の業績予想は、信じ過ぎないようにしよう

次に、「アナリスト（企業の調査を行い、業績を予想する人）」の言葉にはあまり依存しない方が良いです。なぜなら、彼らの業績予想はあまり当てにならないことが多いからです。Davide Dremanによると、アナリストの予想の誤差は平均で44％に達するそうです。

44％という数字は、もはや大きな「誤差」であると言えます。つまり、アナリストが「今月の純利益は60億円だと考えられる」と言った場合、実際の数字は40％ほどずれている可能性があるということです。これほどの誤差があるなら、予想に過度に依存する必要はありません。

過去の経験から見ても、アナリストたちは「予想を大幅に外している」ことがよくあります。それにもかかわらず、個人投資家が彼らの言葉を盲信することは少なくありません。

3. 「マネー誌」を頼りにしても、利益を出せない

3つ目の理由は、「マネー誌」に書かれていることを鵜呑みにしても、決して利益につながらないという点です。

山本一郎さんによれば、「夕刊紙で取り上げられている推奨銘柄は、成績が悪い」とのことです。つまり、新聞や雑誌に載っている銘柄を買っても、市場平均には勝てない可能性が高いです。

したがって、「新聞で紹介されている株」「雑誌で紹介されている株」「アナリストが推奨している株」「証券会社が紹介してくれた株」などを買うのは、あまり得策ではありません。こういった銘柄を購入しても、ほぼ利益を上げることは難しいです。

他の研究でも、「無視されている株ほど収益性が高い（Neglected-firm Effect）」という結果が示されています。言い換えれば、メディアで注目されている銘柄を買っても、ほとんど利益を上げることは難しいと言えるでしょう。

まとめ

つまり、この記事が伝えたいのは、「他人の意見に頼るよりも、自分で適切な株を見つけて投資する方が得策かもしれません」ということです。またその方が、株式トレードを娯楽としても楽しめるでしょう。

また、真剣に資産形成・資産運用を考えている方であれば、米プリンストン大学の名誉教授も支持している「インデックス投資」を検討することも一つの方法です。他人の意見に振り回されず、自分で資産を運用することが、より良い投資成績に繋がるでしょう。

あわせて読みたい

投信積立とつみたてNISA（積立NISA）は何が違うのでしょうか？ 初心者向けのおすすめ方法もご紹介します！ 投信積立とつみたてNISAの主な違いは、課税されるか非課税かという点です。投信積立は税金がかかりますが、つみたてNISAは非課税のメリットがあります。ただし、どちら...

moomoo証券は米国株に関する情報を迅速かつ効率的に提供する高性能アプリです。プロ投資家が利用するようなツールを試してみたい方は、moomoo証券のiOSアプリまたはAndroidアプリをぜひ試してみてください。