金融や投資を始める際、多くの方からこんな質問をいただきます。
- 「投資はいつ始めるのが良いですか?」
- 「今は株価が高く、円安なので外国株を買うのが怖いのですが、もう少し待った方がいいでしょうか?」
こういった質問に対する私の答えは、非常にシンプルです。
「もしあなたがeMAXIS Slimシリーズなどの低コストインデックスファンドに長期的に積立投資をするのであれば、始めるタイミングはいつでも良い、むしろ『今すぐ』がベストです」。
なぜなら、今の時代、最低100円から投資信託を購入することができるからです。もし迷っているなら、まずは証券会社に口座を開設し、100円だけでもオルカン(eMAXIS Slim オールカントリー)を買ってみることをおすすめします。それだけで、投資を始めていない状態から大きく前進することができます。
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「株高」「円安」で外国株への一括投資に迷う相場
2024年に入ってから、日本株や米国株は好調を続けています。また、為替レートも「1ドル=145円」前後と円安が進行しており、外国株への新規投資を躊躇してしまう方が多いかもしれません。
しかし、短期から中期の株価や為替レートを正確に予測することは非常に難しいため、悩んでいても前進はできません。確かに、一度に1,000万円や2,000万円という大金を投資するのは不安が伴うでしょう。たとえ、eMAXIS SlimオルカンやS&P500のようなインデックスファンドであっても、本格的な暴落が来れば20%〜40%程度の下落を避けることはできません。
ドルコスト平均法による「長期・分散・積立投資」はいつ始めてもOK
大金を一括で投資するのとは異なり、ドルコスト平均法を用いた「長期・分散・積立投資」であれば、投資を始めるタイミングを気にする必要はありません。毎月一定額を積み立て続けることで、株価が高い時も安い時も購入を継続し、平均購入価格を平準化できるため、個々の買付価格の影響を和らげることができます。
ドルコスト平均法の安心感
金融理論上は、S&P500や**全世界株インデックス(MSCI ACWI)**のようなプラスリターンが期待できる投資対象に対して、一括投資が最も効率的とされています。しかし、株価が高い局面で何百万円もの大金を一括で投資するのは、特に初心者にとっては非常にハードルが高いものです。
ドルコスト平均法の強み
私たち個人投資家が投資で失敗しがちな最大の原因は、相場の激しい上下動に心を乱され、感情に流されて余計な行動を起こしてしまうことにあります。そうしたリスクを避けるためには、多少の効率を犠牲にしてでも、ドルコスト平均法を用いて「安心・安全」を優先し、長期的に投資を続ける方が理にかなっています。
今すぐ一歩目を踏み出せるかが投資成功の鍵
人は本能的に変化を嫌い、現状を維持しようとする傾向があります。これを「現状維持バイアス」と言います。たとえ投資が将来にとって有益だと理解していても、実際に行動を起こすのは難しいものです。
現状維持バイアスとは?
現状維持バイアスとは、現在の状況を変えずにそのままにしたいと感じる心理のことです。このバイアスがあると、新しいことに挑戦するのが怖くなり、現状に甘んじてしまいます。
例えば、投資の必要性を理解していても、「今は忙しいから」「リスクが怖いから」と理由をつけて行動に移せないことがあります。
投資を始められない理由
ブログの読者の中にも、以下のような方が多いのではないでしょうか?
- 「投資の必要性は分かっているけど、実際に始める勇気が出ない」
- 「少し投資を始めたけど、怖くなってすぐにやめてしまった」
投資を長く続けるのが難しい理由の一つは、毎月の節約や貯金だけで生活が成立してしまうからです。確かに、投資をしなくても今の生活は続けられます。しかし、将来のためには投資が必要であると理解していても、20年後や30年後の話になると実感が薄くなり、行動に移すのが難しくなります。
一歩目を踏み出す重要性
実際に一歩目を踏み出せば、その後は意外と続けやすいということは、投資以外の多くの場面でもよくあります。例えば、毎日の運動や新しい趣味を始めるときも、最初の一歩が踏み出せれば続けやすくなります。
投信積立であれば、最初に積立設定をするだけで、あとは自動的に続けることができます。これにより、毎月少しずつ投資を続けることができ、長期的な資産形成につながります。
具体的な始め方
- 証券会社に口座を開設する
多くの証券会社では、オンラインで簡単に口座を開設できます。 - 積立金額を決める
最低100円からでも始められるので、無理のない金額を設定しましょう。 - 投資するファンドを選ぶ
eMAXIS Slimオルカンや楽天・オールカントリーなど、低コストのインデックスファンドがおすすめです。 - 積立設定をする
毎月自動で積立ができるように設定しておきましょう。
インデックス投資におすすめのネット証券会社!
マネックスカードは、クレジットカード投資において最高のポイント還元率を提供しています。さらに、マネックス証券では現在特別キャンペーンを実施中で、新たに口座開設を行うと2,000円のボーナスが得られます。口座開設を検討している方にとって、これは大変魅力的な機会です。
このように、マネックス証券はこれから投資を始める方にとって、コスト効率の良い選択肢となり得ます。特にクレジットカード投資を利用することで、投資の利便性とともに追加のメリットを享受することが可能です。
マネックス証券|無料クレジットカードと積み立て還元
マネックス証券は、主要なネット証券会社(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、楽天証券を含む)の中で、最高のポイント還元率1.1%を提供しています。これは、クレジットカードを利用した積立投資において非常に有利な条件です。
加えて、ワン株(単元未満株)の買付手数料や投資信託の購入時の申込手数料が無料である点も、投資家にとって魅力的なポイントです。このため、インデックス投資や高配当株に興味がある方にもマネックス証券はおすすめです。
IPO(新規公開株)に関しても、マネックス証券は取り扱い銘柄数が多く、完全平等な抽選システムを採用しています。これにより、投資資金が少ない方でも当選する可能性があり、IPO投資を始めたい方にも適しています。
現在、マネックス証券では口座開設により2,000円がプレゼントされるキャンペーンも実施中です。投資を始める絶好の機会となるでしょう。
SBI証券の魅力|低手数料と多様な国の株式
SBI証券は、業界でトップクラスのシェア率を持ち、特にその低い手数料が大きな魅力です。
SBI証券では「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」という2種類の手数料プランがあります。スタンダードプランでは、手数料が55円からとなっており、アクティブプランでは1日の約定代金が100万円まで無料です。これらのプランは投資スタイルに応じて途中で変更が可能です。
SBI証券は、外国株式の取り扱いが9カ国にわたり、業界で最多を誇ります。具体的には、米国、中国、韓国、ベトナム、ロシア、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアの株式を扱っています。
三井住友カードで積立投資を行うと、積立額の0.5%~5.0%相当のVポイントが付与されます。クレジットカード積立投資の上限は月5万円で、その利用で250円~2,500円相当のポイントが得られるためお得です。
さらに、SBI証券では1株から取引できる単元未満株(S株)も取り扱っており、特に高配当株への投資にも適しています。
これらの特徴により、SBI証券は多様な投資ニーズに対応可能な証券会社として、多くの投資家に選ばれています。
松井証券|老舗のネット証券と手厚いサポート
松井証券は、国内有数の老舗証券会社であり、投資家からの信頼も厚いです。多彩な投資商品やアドバイザリーサービスを提供しており、投資初心者から上級者まで幅広いニーズに応えています。その他のメリットやサポート体制についても紹介します。
松井証券の魅力の一つは、手厚いサポート体制です。ウェブ上で簡単によくある質問を確認できるだけでなく、投資信託や株に関する相談について、それぞれ専用の電話相談窓口を設けています。これにより、サービス全般や特定の分野について必要な情報を迅速に入手できる環境が整っています。
さらに、契約者のパソコン画面を共有しながら相談できる「リモートサポート」も提供されており、パソコン操作に不慣れな方でも安心して相談を受けることができます。
この機会にぜひ松井証券公式サイトをチェックしてみてください!
まとめ ドルコスト平均法による「長期・分散・積立投資」の開始時期は「今すぐ」
ドルコスト平均法を活用した「長期・分散・積立投資」は、始めるタイミングを待つ必要はありません。最適な開始時期は「今すぐ」です。投資を始めるかどうか悩んでいる時間がもったいないと言えます。
まずは少額からでも始めることで、時間を味方につけた資産形成の第一歩を踏み出しましょう。