【株式売買の基本】成行注文と指値注文の違い

株式売買の際には、「成行注文」と「指値注文」の2つの主要な注文方法があります。呼び方は、それぞれ「なりゆきちゅうもん」「さしねちゅうもん」です。

ここでは、投資初心者のあなたが理解できるように、成行注文と指値注文の違いについて説明いたします。

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目次

成行注文とは

成行注文とは、証券会社に対して、「現在の市場価格で購入(または売却)してほしい」という注文方法です。この方法は、速やかに売買を成立させたい場合に用いられます。例えば、売り注文を出した場合、市場の買い指値注文の中で最も高い価格で売買が成立します。買い注文の場合は、市場の売り指値注文の中で最も低い価格で取引されます。

指値注文

指値注文では、「この価格で購入(または売却)したい」と具体的な価格を指定します。売り注文は指定した価格以上で、買い注文は指定した価格以下で売買が成立します。例えば、株価が1,050円の株に対して1,030円で買い指値注文を出すと、株価が1,030円になった時点で取引が成立します。

逆指値注文

さらに、「逆指値注文」という方法もあります。これは、株価が指定した価格以上に上昇した時に購入、または指定した価格以下に下落した時に売却する注文です。逆指値注文は一般に、株価が下落している状況で損失を限定するための売り注文、または株価が上昇している状況で買い時を逃さないための買い注文として使用されます。

成行注文のメリットとデメリット

株式取引で成行注文を使用するとき、そのメリットとデメリットを理解することが重要です。

成行注文のメリット

成行注文の大きな利点は、取引が迅速に行われることです。この注文方法では、「どんな価格でも購入(または売却)する」と指示するため、指値注文よりも速く約定(取引成立)することが多いです。これにより、「買い」注文の場合は素早く所望の銘柄を入手でき、また「売り」注文の場合は急いで手放したい株を速やかに売却できる可能性があります。

成行注文のデメリット

しかし、成行注文にはリスクも伴います。具体的には、予想外の高価格で購入したり、予想より低い価格で売却してしまうリスクがあります。例えば、500円前後の株価を想定して「買い」で成行注文を出したとしても、市場の急な動きにより株価が550円まで上昇してしまうことがあります。

特に市場価格が大きく変動している時や、取引量が少ない銘柄に対して成行注文を出す場合は、想定外の価格で取引が成立するリスクが高まります。このため、成行注文を利用する際は、市場の状況や取引される銘柄の性質をよく考慮することが求められます。

指値注文のメリットとデメリット

指値注文は特定の価格での売買を希望する際に使用される注文方法ですが、メリットとデメリットが存在します。

指値注文のメリット

指値注文の最大の利点は、想定外の価格での取引が成立するリスクを避けられることです。例えば、「買い」の場合、指定した金額より高く購入することはなく、「売り」の場合も、指定した金額より低く売却することはありません。これにより、日中に株価の動きを常時チェックできない投資家も、想定した範囲内での取引が保証されるため安心です。

指値注文のデメリット

指値注文のデメリットは、市場の動きによっては取引が成立しない可能性があることです。例えば、「買い」指値注文を出している場合、株価が指定価格に下がらなければ購入できません。これにより、株価が上昇し続ける銘柄を逃してしまうリスクがあります。同様に、「売り」指値注文では、株価が指定価格に達しないと売却できないため、株価が下落し続けると損失を抱えるリスクが増えます。たとえば、500円で購入した株が450円に下がり、550円で売ることを希望しても、株価がさらに下落し続ける場合、売却できずに損失が拡大することもあります。

成行注文と指値注文の効果的な使い分け

株式投資では、成行注文と指値注文を上手く使い分けることが重要です。両者にはそれぞれメリットとデメリットがあり、「良い・悪い」という単純な区別は存在しません。

成行注文の利用シーン

迅速な取引を希望する場合は成行注文が適しています。例えば、会社の好材料により株価の上昇が予想される時や、保有している銘柄の株価が下落しており、これ以上の下落を避けたい場合などです。成行注文は、速やかに売買を成立させる利点がありますが、想定外の価格で取引されるリスクがある点に注意が必要です。

指値注文の利用シーン

一方、特定の価格で取引したい場合は指値注文が適しています。長期保有を目的とするなど、急いで取引する必要がない場合や、特定の利益目標を達成したい場合に有効です。指値注文では希望価格での取引が可能ですが、市場の動きにより希望価格に達しない場合、取引が成立しないリスクがあることを認識しておく必要があります。

このように、自分の投資目的や市場状況に応じて、成行注文と指値注文を適切に使い分けることが、賢い株式投資の鍵となります。

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よくある質問 成行注文

成行注文が約定しないケースはあるか?

一般的に成行注文は迅速な取引を可能にしますが、特定の状況下では約定しないことがあります。例えば、買いたいまたは売りたい銘柄の相手方がいない場合、または既に多くの成行注文が存在する場合などです。

また、株価が急激に変動する際に発出される「特別気配」状態のときや、何らかの重要な情報により取引が一時停止されている「売買停止」状態のときも、成行注文は成立しません。

成行注文の順番はどうなるか?

成行注文の順番はどうなるか?
成行注文の約定順番は、株式市場の「時間優先の原則」と「価格優先の原則」に基づきます。時間優先の原則では、先に出された注文が優先されます。価格優先の原則では、売り注文は安い順、買い注文は高い順に約定します。成行注文は「どの価格でも良い」という性質上、指値注文よりも優先されます。そのため、先に出された成行注文が優先して約定し、次に高い(安い)指値注文が約定します。

寄成注文とは何か?

「寄成」注文は、株式市場が開く「寄り付き」時のみに執行される特定の成行注文を指します。寄り付きとは、その日の最初の取引のことです。これに対して、「引成」注文は取引の終了時、つまり午前の前場と午後の後場の終了時のみに執行される注文です。

まとめ 成行注文と指値注文

いかがでしたでしょうか?

株式取引においては、成行注文と指値注文という二つの主要な注文方法を理解することが重要です。

まとめると、

成行注文: 成行注文は、「現在の市場価格でどの価格でも良いから、すぐに買いたい(売りたい)」と伝える注文方法です。この方法の最大のメリットは、迅速に取引が成立することです。しかし、市場の価格変動によっては、予期しない価格で取引が成立するリスクもあります。

指値注文: 一方で、指値注文は、「特定の価格で買いたい(売りたい)」という具体的な値段を指定する方法です。指値注文は、希望する価格で取引を行いたい場合に適していますが、市場の価格が指定した価格に達しない場合、取引が成立しない可能性があります。

これらの違いを理解し、自分の投資戦略や市場の状況に合わせて、成行注文と指値注文を適切に使い分けて株式売買を行いましょう!

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この記事を書いた人

株式会社シュタインズ
「テクノロジー×教育の研究開発」を事業の基盤に、現在は金融教育サービス事業「Moneychat(http://moneychat.life/)」の企画と開発を進める。

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