学生起業家がIVSに参加して感じた事 〜IVSに起業を目指している人が参加すべき理由〜

こんにちは!株式会社シュタインズでインターンをしている、上甲と申します。

IVS2023kyotoに参加させていただいたので、IVSの紹介とIVSで感じた事を書かせていただきます!

目次

1. IVSとは

IVS(Innovation Venture Summit)は、2007年から開催されている日本最大級のスタートアップカンファレンスで、次世代のイノベーションの起爆剤となることを目的としています。

2023年の舞台は歴史と伝統のある京都で、そのテーマ性は「新しい冒険」への扉を開くものとなっています。これまで招待制だったIVSは変革し、スタートアップ経営者、投資家だけでなく、学生、エンジニア、Web3クリエイターなど、幅広い分野の人々に開かれています。

IVS2023 KYOTOでは、様々なプログラムが展開されます。

ステージは17個、セッションは約250、その他アクセラやハッカソン、フードからコミュニティーバーまで非常に企画満載で、また夜を中心に数多くのサイドイベントが開催されます。中でも「IVS LAUNCHPAD」は、未公開のアーリーステージのスタートアップの発展を促進するピッチイベントとして名高く、出場した多くの企業がIPOや急成長を遂げています。加えて、「IVS Crypto 2023 KYOTO」は、世界中のWeb3関連の起業家、投資家、開発者たちが一堂に会する世界最高峰のイベントです。

2. IVSに参加して特に良かったコンテンツ

IVSにはステージが17個、セッションは約250個もあって全て見ることができた訳ではないのですが、私が見た中で特に身になったと感じる2つについて書かせて頂きます。

NEXTCITYでのセッション

NEXTCITYは、IVSで初めて開催された新企画であり、次世代を産み出すために作られたゾーンです。NEXTCITYでは、起業に興味のある人やスタートアップに興味のある人や新規事業を立ち上げようとする人が集まります。

NEXTCITYでは、5つのステージと4つのエリアが用意されており、それぞれにテーマが設定されています。
例えば、
「NEXT STAGE」では、ここにいけば、日本の未来を想像することができ、今なぜスタートアップが求められているのかを知れるというテーマ。
「ADVENTURE STAGE」では、ここにいけば、スタートアップに関わる挑戦者たちの”今と、未来”を知ることができるというテーマ。

各ステージやエリアでは、セッションやピッチだけでなく、コミュニケーションバーやブースもあり、そこでは登壇者や参加者同士が交流したりすることもできます。
NEXTCITYでは自分の挑戦したい社会課題や野望を先行している先輩のセッションが沢山あり、とても参考になりました。

私はエンタメやAIについての事業を行っているので、その分野セッションを3日間聞いていたのですが、特に面白かった3つのセッションを紹介します。

サイバースペースと心身の調和――ロボット、VRアバター、キャラクターが描く新たなデジタルコミュニケーション

サイバースペースと呼ばれる仮想空間でのコミュニケーションについて、VRなどのサイバースペース事業の最先端を走る5名が議論するセッション。

これからの社会はメタバースやVR、ライブ配信などのサイバースペースでのコミュニケーションが加速度的に増えていく、そんな社会で私たちの心身はどの様に変化していくのかについて議論された。
セッションレポート

スタートアップ経営塾 藤田晋 vs 次世代メガベンチャー

藤田晋さんは24歳だった1998年にサイバーエージェントを立ち上げ、創業2年目には東証マザーズ市場に上場を果たしている。スタートアップ界の重鎮。
セッションレポート

AIの未来

ChatGPTを始めとした大規模言語モデルについてAIの研究者でありながら事業を行っている5名によるセッション。

大規模言語モデルが発展していくと人類の社会はどうなるのかについて議論された。
セッションレポート

この3つのセッションを共通して感じたのは、自分が信じる未来は自分が信じてやりきらなければ実現しないという事です。自分が実現したい、実現すると思っている未来は自分が実現させていかないとそうならないという事を登壇している人は理解して取り組んできた歴史を感じ、私も実現させたい未来があるのでやっていかないといけない!とモチベーションが上がりとても有意義でした。

LAUNCHPAD

LAUNCHPADは、IVSのメインステージの一つであり、次世代の起業家の登竜門とも言われる日本最大級のピッチコンテストです。厳しい選考を経て選ばれた決勝進出者が投資家・経営者・起業家から選出される審査員の前でプレゼンテーションを行い順位を競い、最優秀賞や特別賞などが授与されます。

IVS2023 LAUNCHPAD KYOTOでは約400社の応募者の中から選考を勝ち抜いた計14社の登壇者が、自社プロダクトとそれにかける熱い思いを6分間のプレゼンテーションにて発表しました。
アーカイブ

どのピッチも素晴らしかったのですが、スタートアップ京都国際賞を受賞した株式会社abaの「ヘルプパッド2」は特に素晴らしかったです。彼らはユーザーに誰よりも詳しく、製品の社会的な意義が高く、そして市場ニーズが大きいというスタートアップで必要な要素を全て揃えていて、起業家として事業を作る上で彼らと同じレベルで顧客理解をしていなければ、事業として価値のあるものを作れないと感じました。

3. 学生で起業を目指している人はIVSに行った方が良い理由

IVSに3日間参加し、セッションの登壇者に直接質問したり、自分のアイデアやビジネスプランを交流の中でフィードバックしてもらったり、同じ志を持つ学生や先輩起業家と話し、刺激を受けたりした上で感じたのは、IVSは起業家、経営者、投資家、メディア、大企業が集まる稀有な場で、学生起業を目指している人はとにかく名刺を作ってIVS参加した方が良いという事です。

学生起業において、なぜその事業をやるのかというビジョンや目標、その目標を達成するために必要な人に協力してもらえる人脈、事業を稼働させるための投資、この3つを揃えるのは簡単な事ではありません、学生だとこの3つを揃えるために半年~1年はかかる可能性が高いです。ですがIVSに参加すればこれら3つが同時に達成できる可能性があり、この3つを同時に達成できるのはIVS独自の魅力だと感じました。

4. まとめ 学生起業家がIVSに参加して感じた事

IVSは日本最大級のスタートアップカンファレンスで、次世代のイノベーションの起爆剤となることを目的としています。私はIVSに参加して、自分の目標や新たな人脈を見つけることができました、IVSには多くのスタートアップや投資家やメディアや大企業が集まっており、学生起業家にとって貴重な機会です。
私は大学3年生で、COOとして起業し、その1年後に自分のプロダクトを形にするために別会社の立ち上げを行っています。学生起業家としてスタートアップに関わって来たからこそ、学生で起業をしたい人はIVSに絶対参加するべきと言い切れます。

学生は5000円のチケットで参加できるので、名刺を作ってIVSに参加し起業への第一歩を踏み出してみましょう!

IVSの公式サイトやSNS
X: https://twitter.com/ivs_official
Facebook: https://www.facebook.com/InfinityVenturesSummit/?locale=ja_JP
公式サイト: https://www.ivs.events/ja

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアして知識を定着させよう!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Stellaria 代表
2002年生まれ、iU1期生。大学3年生でCOOとして学生起業。現在は退職しCreative Label Stellariaを立ち上げ中。ゲームや音楽などのエンターテインメントや生成AIに関する事業を行っている。

目次