2017年くらいから仮想通貨は世間でも話題になり、仮想通貨をベースにした新しいビジネスも毎年生まれ続けています。
その中でも最近特に注目なのは、NFTやGameFiではないでしょうか?
これらについては別の記事で紹介していますので、まだ読んでいない方は必ず読みましょう。
2022年はFTXの事件で仮想通貨が再び大きな話題となりました。
この事件によって仮想通貨へのイメージが悪くなってしまったかもしれません。
まだまだ不安感の残る仮想通貨ですが、我々は買うべきなのでしょうか?
仮想通貨で素人が儲けるのは難しい
素人が仮想通貨で一攫千金を狙うのは比較的難しいです。理由は、
1. 新しいものほど割高になりやすい
2. 値動きが激しいものほど割高になりやすい
3. 目立つものほど割高になりやすい
それぞれを詳しく見ていきましょう。
1. 新しいものほど割高になりやすい
金融専門誌「ジャーナル・オブ・ファイナンス」に掲載された論文によると、「新しいものは割高になりやすい」という傾向が報告されています。
株式投資の場合、
という話があります。
これは、経済学用語で「オーバープライシング」と呼ばれています。
新しいものほど失敗する可能性が高いため、それを把握した上での投資をしていくとメンタル的に良いと言えるでしょう。
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2. 値動きが激しいものほど割高になりやすい
「ジャーナル・オブ・ファイナンス」に掲載された有名な論文では、「値動きの激しい株式は、そうでない株式と比べて、投資をしても利益につながりにくい」ということが報告されています。
日本株で言えば、「テーマ株」だとか「流行株」と呼ばれているものがあります。こういった株式は、一時的には盛り上がるのですが、中長期で見ると株価が下がってしまう可能性が高いです。
仮想通貨の場合も、同じことが言えるかもしれません。
仮想通貨は、法定通貨(日本円など)と比べて、値動きが激しい傾向があります。普通に円やドルを買うよりも、値上がりしにくい可能性があります。
あくまで仮想通貨は、競馬やFXと同じような「投機」です。投資ではありません。
3. 目立つものほど割高になりやすい
株式投資において、「目立つ株は買うな」という鉄則があります。
専門誌「ファイナンシャル・アナリスト・ジャーナル」に掲載された論文からは、「目立つ株式ほど株価があがりにくい」という傾向が報告されています。
「最近CMが増えてきた」とか「雑誌で取り上げられた!」とか「有名人が持っている!」とか。こういった話が出てきたら注意が必要です。
「みんな持ってるんだよ!」と言われると、ついつい気になってしまうのが人間としての性ですよね。
こういった外部の情報には惑わされないようにしましょう。